ammonites-1312298_1920
化石っていいですよね。
何億、何十億年も前に存在していた、現在では見ることの出来ない恐竜や動物、植物、海洋生物たちの姿をこの世に残す、まさに太古からのタイムカプセルのようなものです。

もう絶滅してしまった生き物や植物が、本当にこの地球上に存在していたというまぎれもない真実
そしてそれが何億年何万年かけて私たちの今、目の前で化石という形で見ることのできる素晴らしさ

化石は太古のロマンを感じさせてくれて胸を熱くさせてくれるものがあります。
今回、幼稚園に通っている長男は夏休み最後の日曜日だったので、「どこに行きたい?」と聞いてみたところ、「化石を見に行きたい」と予想外の返答を貰いました。

現在4歳の長男。いったいどこで『化石』なんて言葉を覚えたんでしょうか(´ε`;)ウーン…
教えた覚えはないんですが、せっかく『化石』に興味を持ってくれてるので、どんなものなのかや恐竜だけじゃないんだよ~っというのを教えておくのも親としての役割です。

夏休みと言えば全国的に恐竜メインの期間限定な化石展というのが、どこでもやっていますが、あえてそういうところに行かず、地元で見つかった地元の化石を飾ってある山口県美祢市の美祢市化石館に連れて行ってみました。
ついでにその道中に立ち寄った美祢市の道の駅や温泉なんかも紹介もしていこうと思います





■お出かけ前

前日の土曜日は大雨だったんですが、夏休みの最終日の日曜日は快晴。
大雨が降ってくれたおかげで、気温も29℃といつもより涼しい感じです。

というか29℃で涼しく感じるってある意味おかしい気もするんですよね(´▽`;) '`'`
昔は30℃が真夏の温度だったんですが、最近は35℃超が当たり前だったので、体がこの温度に慣れてしまっているという事なんでしょうね。

化石を見に行くと決まってから我が家の長男と次男むっちりの準備の早さは恐ろしいものがありました。
いつもはダラダラと着替え、しかもご飯もダラダラ食べるのがデフォらしいんですが、私が前日の晩酌記事を書きあげている間に気づけば服を着替え、新しく買ったリュックサックを2人ともかるって玄関で、まだかまだかと催促してきやがっていました。
072
毎度思いますが、こういう時だけ早いのはどうにかしてほしいですね。

これまで日帰り旅行やお出かけをした時には、どこか日帰り温泉に寄って帰るのが我が家のルールです(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
なので、温泉セットもちゃんと準備して行きます。
008
今回もどこか温泉を発見したら入って帰ろうと思います。



 ▶目次にもどる

■昼食~ぽんぽこの里

前回、夏の涼を求めて美祢市美東町に行ったときは高速を使っていきました。
ですが、今回は下道で行ってみます。

豊田町のラーメンストアー
出発したのが11時過ぎだったので、走っていると気づけばお昼すぎ。
どこかで昼食を食べないといけないと思っていると、美祢市の隣にある豊田町に、なんかちょっとおもしろ惹かれるお店を発見しました。
014
『ラーメンストアー』…お店のたたずまいは喫茶店のように見えるんですがラーメン屋なんでしょうか?
ちなみに詳しい場所はこちらです。

豊田の道の駅を過ぎて34号線を走っていると左手側に現れます。
中に入ってみると落ち着いた喫茶店のような内装。

ラーメン屋というよりは喫茶店な感じですね。ガラスに貼り付けてあるメニューが見やすくてなんかいいですね。
059
私は1番人気だという野菜チャーシューメンを注文してみました。
013
お値段は800円。とんこつスープに自家製チャーシュー。
そしてその下には炒めた野菜がたっぷり敷き詰められているラーメン。

お味の方は、スープはあっさり作っているんでしょうが、野菜炒めをしたときに使った油もそのままこのラーメンの中にINしてしまっているかのような油のギトギト感。
そしてチャーシューは煮込みすぎじゃないかと思うような硬さ。

子どもの歯では噛みきれないほどです。
あまり辛口評価書きたくはないんですが、これはちょっとひどすぎるラーメンです。

子どもたちには焼き飯を頼んだんですが、こちらもミックスベジタブルだろうと思われる野菜たちにこれまた硬いチャーシューのぶつ切り。
無言で食べてそのまま車に乗り、嫁さんが「あれはないわw」とぼそり。

だけど、結構来る人が多い謎の店でした。
まぁ好きな人は好きなんでしょうね。

ぽんぽこの里
ラーメンのおかげでテンションは下がりましたが、気を取り直して走っていると途中にこんな看板を発見。
015

豊田町から美祢市に向かってのどかな山道を走っていると見えてきます。

IMG_0671

広い駐車場。お店の中には地元農産物や土産品の販売、食堂や休憩スペースも完備。
一応道の駅ではなくて、商業複合施設だそうです。詳しい外観や内容はぽんぽこの里のHPを確認してみてください。
お店の前にはたぬきの木彫りの人形。
061
めっちゃ口に手を突っ込んでますね。うちの長男とむっちり。
そして他にも木彫りの犬が居たので、またがるむっちり。
060
最近乗れそうなものにまたがる習性がついてきたので、壊さないように親が注意してみてやらないといけなくなりました(´Д`)ハァ…
こちらは、ぽんぽこの里の人気メニュー『ぽんぽこ焼き』です。
027
なんかいやらしい顔をしたたぬきだなwww
種類はあんこ、カスタード、チョコの3種類。上のはカスタードを買ってみました。

皮はフワフワでほんのり甘く中にはぎっしりカスタード。
028
カスタードの甘さもちょうどよく、お口直しにちょうどいい♪

チョコはちょっと黒っぽい感じになってますね。
029
真ん中で割ると顔が悲惨なことになっていて可哀想なことをしてしまいました(ノД`)シクシク
030
こちらは濃厚な絡みつくようなチョコ味。これもとても美味しかったです。
ラーメンストアーではテンションを下げられましたが、この『ぽんぽこ焼き』で家族全員テンションが回復することができました。

いっそラーメンストアーで食べずに、ここで食べればよかったと本気で後悔しました。



目次にもどる

■美祢市化石館

美祢市市内にある美祢市化石館
435号線を走っていると見つけることが出来ます。
山口県は、岩手県・高知県とならんで化石が日本で最も豊富に産出されている県として化石好きな人たちの間では有名なんです。
特に、山口県西部地域に化石産地が集中しています。


美祢市化石館は、山口県から産出するいろいろな化石の中でも、特に、一般の方々や子供達が興味・関心を持ちやすい「せきつい動物」「アンモナイト」「昆虫」「大型化石」の4つのテーマで、展示をしています。
外に置いてある大きなアンモナイトの化石のモニュメントが目印です。
IMG_0660
下関方面から435号線を走っていると左手にこれが見えてきます。


入館料と開館時間
入館料は大人100円、小学生以上50円、以下は無料ととってもリーズナブル。

開館時間は9:00~16:30まで。
休館日は毎週月曜日、祝日、年末年始。


子どもと散策開始
まず目に入るのはマンモスの骨格標本。
IMG_0630
レプリカだけど迫力満点。
マンモスの象牙ってこんなに長いんですね。

脊椎動物の化石のブース。
IMG_0631
骨ばかりだったので、2人ともよくわかってなかったですが、見た事のないモノに大興奮で歩き回っていました。

これはアンモナイトのブース。
IMG_0672
IMG_0633
化石と言えば恐竜よりもアンモナイトが有名です。
アンモナイトの化石が大小様々に展示されているのは、アンモナイト好きな私には堪りませんでした(;゚∀゚)=3ハァハァ

ショーウィンドウの前でトランペットを見続ける音楽少年な気分です。
しかしこれほど立派で大きなアンモナイトの化石を生で見たのは初めてですが、素晴らしいの一言ですね。


こちらは昆虫のブース。
IMG_0634
長男とむっちりの食い付きが凄かった(´▽`;) '`'`
最近、昆虫図鑑を2人に買ったので、それから昆虫を見るのが好きみたいです。
トンボの化石にむっちりは大興奮。「トンボ、トンボ」と嬉しそうに教えてくれます。
ここまでハッキリと昆虫も化石化するんですね。これはびっくりでした。

んで、こっちはおもしろい化石w
IMG_0637
Gの化石です。とりあえずフルネームは嫌な人が多いので、頭文字Gと書いておきます(写真にデカデカと名前書いてあるけどね)
Gは約3億年前から出現したんですが、現在に至るまでほとんどその恐ろしい姿を変えずに行き続けている生きた化石とも言える昆虫なんです。

普通は環境に適応して姿形を変えていくもんなんですが、Gはその姿で、どんな環境にも耐えれたからこそ変わらずにいれたんでしょうね( `・ω・) ウーム…
相変わらず恐ろしい昆虫ですわ。

長男が「こっちこっち」と手招いているので、行ってみるとこれは(°д° )!!
IMG_0661
IMG_0636
樹液が化石化した太古の宝石『琥珀』キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─!!
しかもその時代に生きていた昆虫が、樹液に捕まってそのままの姿のまま固まった昆虫入りの琥珀です。

これはヤバいですね。美しすぎる!
琥珀の色合いといい、中の昆虫の姿といい、まさに自然と長い年月が作り出した至高の作品です。

下にはボタンがあって、押すと下からライトアップされて中の昆虫の姿がよりわかりやすく見えるようになります。
もうこれを見てるだけで、溜め息が出てしまうほどの美しさでした。


ここは大型化石のブース。
IMG_0638
化石の博物館と言えば、上で紹介したような個別に綺麗に加工された化石がほとんどなんですが、美祢市化石館は発掘された状態の大型化石(化石の原石)が多数展示してあります。
これって珍しいことなんですよ。

ぱっと見はでかい石なんですが、よく見ると貝の化石や巨大なシダ植物の化石がチラホラ含まれているので、どんな化石があるのか探すのも楽しかったです。


化石館を全部回ると15分くらいしかかかりませんが、それでもいろいろな化石を見れて、長男とむっちりも楽しそうでした。
なにより1番楽しんでいたのはきっと私ですね(´∀`*)ウフフ

嫁さんは「ふ~ん」くらいだったみたいで、やはりこれが化石に対する男性と女性の温度差なんだろうなと思いました。


ちょっと面白い情報
山口県美祢市は化石がよく見つかりやすい土地です。
そこでこの化石館から少し離れたところにですが、化石の採掘場というものがあります。

ここですね。事前に美祢市歴史民俗資料館に連絡をして予約をしておけば、自分たちで化石採集をすることが可能なんですよ。
道具の貸し出しはしていないので金づちと軍手は必要ですが、自分で化石を発掘だなんてこれは男の子はテンション上がりまくりですよ(;゚∀゚)=3ハァハァ

しかも、夏休みなんかに利用すれば夏休みの自由研究とかにもちょうどいいのではないかと思います。
ですが、現在この採掘場で、国内初の珍しい化石が見つかったそうで、2018年2月11日以降から一時閉鎖しています。

現時点ではまだ再開時期は未定となっているので、もしかしたら来年以降じゃないと利用は難しいかもしれないですね。


 ▶目次にもどる

■温泉がある道の駅『おふく』

美祢市博物館で化石を満喫した後は、近くに温泉施設がないか探してみると少し車で走ったところに温泉施設が隣接している道の駅『おふく』があったので寄ってみました。
045

片方はお土産品や食事処、シャーベットを売ってあるところがあり、反対側は於福温泉という温泉施設になっている道の駅です。
外には足湯も置いてありました。
044


於福温泉
046
全浴槽温泉かけ流しで、大浴場(アルカリ単純温泉)露天風呂(トルマリン温泉)マッサージ風呂(ジェット風呂)サウナを完備。
源泉(アルカリ単純温泉)温度は25.4℃の冷泉で、大浴場の湯の温度は40℃くらいと源泉を沸かしてあり、ちょうどいいくらいの温度でした。

温泉の効能としては神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復と疲れた体に効果ありの温泉です。
道の駅と隣接してあるので、道の駅で買い物をした後に入りに来ているお客さんは結構多かったです。


お値段は大人500円、小学生250円、幼児(3歳以上)100円とそれほど高くなくて入りやすいお値段でした。
悪くはないんですけどねぇ、なんとなく温泉というよりは銭湯のような感じがして、しかも温泉に入ると体の奥の方からポカポカする感覚をいつも感じるんですが、長く入っていてもここは特にそれほど感じなかったんですよね。

泉質のせいか、それとも何か違うのか(;-ω-)ウーン
長男はいろいろとお風呂の種類があったので、楽しんでいましたけどねw

とりあえずお風呂上りにコーヒー牛乳で締めておきましょう。
048
長男とむっちりはヤクルト。
064
お湯の温度はちょうどよくて、お風呂の種類も多かったので悪くはないんですが、私としては温泉効果を実感できなかったので物足りなかったです。
良い温泉だったよとは言えませんが、長時間の運転の息抜きに寄って入るのにはちょうどいいと思います。








 ▶目次にもどる

■帰宅

於福温泉で、サッパリ汗を流してそのまま帰路につきました。
於福温泉は物足りなかったですが、美祢市化石館で長男とむっちりがとても楽しそうに見て回っていたので、連れていって正解でした。

自分の住んでいる身近なところで、化石があるという事を少しは分かってくれたんじゃないかと思っています。
むっちりはきっとわかっていないですけどね(´▽`;) '`'`

山口県美祢市の採掘場は、現在閉鎖していますが、また再開しだしたら次は自分で化石を見つけるという事を体験させてやりたいなと考えています。
他の県でもこういう化石採掘が出来たり、地元の化石を展示している博物館はあると思うので、子どもを連れて化石を見にいくのも地元のことを知るきっかけにもなるし、化石を知るいい経験になるので行ってみるのもいいと思いますよ。

県内にお住いの人はとりあえず美祢市化石館に行きましょう( ´∀`)bグッ!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました

目次にもどる


↓ポチっとしてもらえれば励みになります。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング