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我が家では昨年に引き続き2年目の春ジャガイモ栽培をやっています。
前回の2ヶ月経過で、アブラムシによる被害と疫病が蔓延してしまった我が家のジャガイモ。

ジャガイモがちゃんと出来ていることを祈りながら長男と一緒に収穫したんですが、今年の収穫量はかなり悲惨なものになってしまいました(ノД`)シクシク
なので、今回は約3ヶ月経った我が家の2年目春ジャガイモの生長記録と長男との収穫、そして次回への教訓を書いていこうと思います。




■2ヶ月から収穫までの経過

植え付けから2ヶ月経過
植え付けから2ヶ月(8週目)経過した5月8日の姿がこちら。
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見た目は普通に見えてますが、右に植えてあるインカのめざめはアブラムシによってもたらされた「モザイク病」という疫病にかかって所々黄色く枯れてしまっています。
モザイク病に罹ってしまった場合は、アブラムシが他のジャガイモに感染させてしまうので、全部抜いておかないといけないんですが、今回は様子を見るために放置して生長を見守ってみる事にしています。

プランターは暑かったので、水不足になってぐったりしてました。
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この週は5月なのに日中30度近い猛暑日だったのとずっと天気が続いてたせいでこんな風になってしまっていました。
まぁ、後で水をあげると元に戻ってくれたんですけどね(´▽`;) '`'` 

では2ヶ月経過~収穫までを紹介していきましょう。


5月15日
植え付けから9週目。
全体的には変わってないように見えるんですが、着々と右のインカのめざめの葉っぱが黒ずんで元気がなくなってきています(ヽ´ω`)ハァ…
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他の畝にはどうにかモザイク病は蔓延していないのが救いですね。
んで、プランターの方にはちょっと異変が起きていました。
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右に植えているタワラヨーデルがどうも様子がおかしいんですよね(´ε`; )ウーン…
1週間前は水不足で倒れていたんですが、今回は水をあげているのになぜか倒れています。

そしてそれから4日後の5月19日に再び様子を見に行くとまさかの事態に(°д° )!!
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元気だった左のデストロイヤーまでもぐったりと倒れてしまっています。
一体何が…と思って葉の裏を確認してみるといましたよ、アブラムシが(; ・`д・´)
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結構びっしりといて、見つけた時は鳥肌が立ちました°Д°)ヒイィィィ!!
よく見るとプランターの縁にも歩いていて、かなりの数のアブラムシがプランターのデストロイヤーとタワラヨーデルにくっついていました。
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たぶんですが、インカのめざめに付いて疫病を撒き散らしたアブラムシ軍団が、次にプランターに狙いを付けてきたんじゃないかと思います。
これはヤバいと焦った私。

最寄りの店でこれを買ってきました。
008スプレータイプの農薬です。
出来ればあまり使いたくはなかったんですが、さすがにあれだけ大量発生してジャガイモに深刻な被害を出していたので、使わざるえなかったです。

まずは被害が深刻なプランターにシュッシュッ。
そして念のために畝の方にもしておきます。
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ですが、これほどアブラムシの被害が出ているので、さすがにもうインカのめざめは抜いてしまった方がいいのかもしれません。
何事もなければあと1ヶ月くらい置いて収穫なんですが、ここはこれ以上アブラムシが蔓延する前に、インカのめざめの収穫をこの日にしてしまう事にしました。

抜いてみると小さいですがどうにかイモの姿は確認できます。
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けど全体的にかなり小さい(ノД`)・゜・。
長男と次男むっちりが手伝ってくれたんですが、やはり疫病での生長不足と早い収穫のせいで、ギリギリ食べれるくらいの大きさのジャガイモしかできていなかったです。
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収穫量も袋1杯分ぐらいと少量(ヽ´ω`)ハァ…
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16個インカのめざめを植えてこれだけの量しか収穫できなかったのは、前回の春ジャガイモ栽培が大成功だったので、ショックが大きかったです(ノД`)シクシク


5月22日
植え付けから10週間目。
右の畝のインカのめざめがなくったのでなんかさみしい感じです。
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真ん中の畝のタワラヨーデルとデストロイヤーはまだまだ元気があるので、ジャガイモの収穫日数の目安でもある植え付けから3ヶ月までは様子を見ていきたいと思います。
プランターはというと、アブラムシの対処が遅かったのもあって右のタワラヨーデルは完全に枯れてしまいました(ノД`)シクシク
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なので、抜いてみるとそれなりにイモができていました。
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まるでサツマイモのような姿ww
アブラムシの被害にあわなかったらもっと大きくなっていたと思うんですが、今回は致し方ないです。

左のデストロイヤーはかろうじて頑張っているのでもう少し生長を願うために様子を見ています。


5月29日
植え付けから11週目。
全体的に葉っぱの色が薄くなってきています。
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ジャガイモは、茎や葉の色がだんだん薄くなって枯れてくると収穫のサインになるので、そろそろ収穫日が近づいている証拠です。
ジャガイモの収穫時期については昨年書いた春ジャガイモ収穫の記事にまとめています。
ジャガイモを植えて3ヶ月経過。子ども達と一緒にジャガイモ掘り
プランターの残っているデストロイヤーなんですが、完全に枯れてしまっていたので、このまま収穫をしてみる事にしました。
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せっかくなので、長男にお手伝いをしてもらっています。
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これを引っこ抜くと
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出てきました。どう見てもジャガイモらしくないジャガイモデストロイヤー( ー̀ωー́ )✧
これを見て「ジャガイモだ」と思う人は稀でしょうね(´∀`*)ウフフ

タワラヨーデルよりも1週間長く置いておいたおかげか全体的にいい大きさに育ってくれていました。
しかし、こいつの存在感は半端ないですね(; ・`д・´)
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何も知らずに、こんなのが地中から出てきたらかなりビビるでしょうね。


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■収穫開始

5月29日の時点で、畝の方はそろそろ収穫のサインが出ていたのと、プランターのデストロイヤーとタワラヨーデルの出来が良かったので、我が家は梅雨に入る前の6月2日日曜日に収穫していきました。
6月2日の畝がこちら。
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近づいてみてみるといい感じに枯れてきています。
タワラヨーデル↓
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デストロイヤー↓
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左の畝のインカのめざめとタワラヨーデル↓
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収穫風景
昨年は長男とむっちり2人に手伝ってもらいながら収穫したんですが、昼からの収穫になってしまったので、むっちりはお昼寝タイム。
なので、今回は長男と嫁さんが手伝ってくれました。
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昨年は子ども用軍手がまだ大きくて上手く着けれなかったんですが、今年は着こなしていますねw
まずは手前のタワラヨーデル。
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結構引っこ抜くのも力がいるみたいで、頑張って引っ張ってくれていました。
そして採ったどーーーーーーーー☆-(ノ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノイエーイ
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おぉ~悪くない大きさのがゴッソリ来ましたねΣd( ・`ω・´)
そして奥のデストロイヤーを引っこ抜いてみるとちょっとこれは小さいですね。IMG_5705
プランター並みの大きさを期待していたんですが、それほど生長しきれていない感じです(ノД`)シクシク
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左の黒マルチを使わなかった畝のタワラヨーデルを収穫してみるとこちらは大きめの良サイズがちょこちょこ。
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真ん中の黒マルチを張ってあったタワラヨーデルとデストロイヤーの畝の収穫したジャガイモ↓
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全体的にジャガイモは小ぶりで、量も昨年のキタアカリやデジマに比べるとかなり少なくなってしまいました(ノД`)シクシク
そしてこれが左の畝のインカのめざめとタワラヨーデルのジャガイモ↓
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やはりインカのめざめはそれほど大きくなっていなかったですね。
んで、タワラヨーデルは黒マルチの方よりも気持ち大きくなっているような気がします。

推測なんですが、ジャガイモは土の温度が30度を超えるとジャガイモの形成が止まってしまうので、今年は5月~6月にかけて30度近い暑さと黒マルチの保温性が合わさってしまって真ん中の畝は生長しきれなかったんじゃないかと思います。


ジャガイモの保存
収穫をした後は、半日ほど土の上に置いて陽に当て乾かしていきます。
ジャガイモを乾かした後は、風通しの良い日陰に置いておくことで、3ヶ月ほど保存することが可能です。

なので、我が家は昨年も保存に使った折り畳み式のコンテナで保存していきます。
038下に新聞を敷いて今回収穫したジャガイモたちを収納。
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左からデストロイヤー、タワラヨーデル、インカのめざめ。
それなりに収穫は出来ているんですが、全体的に小さくて、昨年はコンテナ2個いっぱいに収穫できたのに、今年はコンテナ1個分くらいしか収穫できていない現状です(ノД`)シクシク

昨年の豊作を考えるとかなりの収穫量ダウンになってしまいました。
あとは、これに上にもう1枚新聞紙を載せて完全に陽が入らないようにして、玄関の隅に置いて保存しています。


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■次回への教訓

2年目の春ジャガイモを栽培してみて、今回は昨年とは違って収穫減になってしまいました。
何が悪かったのか、思い浮かぶ反省点を書いていこうと思います。

アブラムシへの危機感が低かった
今回、2年目の春ジャガイモの栽培なので、1番気を付けておかないといけないのは、連作障害で増えてくる恐れのある害虫でした。
ジャガイモの害虫だからと昨年被害があったネキリムシに対してしか対策をしていなかったんですが、まさかアブラムシによって今回これほど被害を起こされるとは思ってもみなかったです(ヽ´ω`)ハァ…

インカのめざめのモザイク病に始まり、プランター植えのタワラヨーデルとデストロイヤーのアブラムシ大量発生。
網目0.6㎜の防虫ネットを買って囲っておくべきでした。

植え付け距離が近すぎた
ジャガイモの植え付け距離は通常なら30㎝ごとに植え付けていきます。
ですが、今回は20㎝間隔で植えてしまったんですよね(´▽`;) '`'` 

ジャガイモ間が近くなりすぎて土の中でジャガイモがお互い邪魔しあって大きくなれずにいたのではないかと推測しています。
あと、植え付け距離が近すぎたせいで、アブラムシ被害が広がっていったのも原因にあると思います。

やはりジャガイモの植え付けの間隔は30cmが妥当ですね。


芽を残し過ぎた
昨年は1個の種芋から出てきた芽を2個だけ残して芽かきしたんですが、今回は3個残して芽かきをしてみました。
芽が1個増えるということは、ジャガイモの収穫量は増えるけど、そのぶん他の芽のジャガイモに行く栄養が減ってしまいます。

2個くらいにしておくべきでした。


モザイク病になった時の対処が遅かった
モザイク病になった時に全部抜くべきでした。
このせいでプランターの方までアブラムシの被害がいってしまいましたしね(ヽ´ω`)ハァ…

モザイク病の情報をくれた友人からも治らないから他のジャガイモに感染する前に全部抜けと助言をもらっていたんですが、もしかしたらと思ってそのまま生長を見守ったのがあだになりました。
疫病感染=そのジャガイモを抜く、これは他のジャガイモの収穫量を落とさないためにも心を鬼にしてやっておくべきでした。


黒マルチは前半使えるけど後半はいらない
今回の春ジャガイモの栽培には黒マルチを使って我が家は栽培してみました。
ですがこの黒マルチも良い点があれば悪い点がありました。

前半は気温が低い3月4月なので、土の温度をジャガイモが生長しやすい15~25度にキープしてくれて、保湿効果もあるので水やりをしなくても良かったりと良い事尽くし。
ですが、後半になると時期的にも気温が上がってくるので、黒マルチを使っていると土の温度が上がってきてしまいます。

ジャガイモのイモの形成温度は17度以上と言われているんですが、この温度が30度近くになるとイモの形成を止めてそれ以上生長しなくなってしまう性質を持っています。
今年は5月から30度近い温度になってしまったので、25度を超えたあたりから黒マルチを破って除けておくべきでした。

他にもジャガイモがちゃんとできているかの確認の試し堀りができないのと、黒マルチの下にネキリムシがいても何もできないという点もあります。
実際、今回黒マルチを除けて収穫したんですが、試し堀りをしていないので本当にできているのか半信半疑だったし、掘り返していると黒マルチの下から害虫駆除の農薬を使っていたにもかかわらずネキリムシが出てきていて大変でした。

なので、前半は黒マルチを張って、後半気温が25度を超えだしたら黒マルチを除けてしまうのがいいんじゃないかと思います。
むしろ後半に黒マルチは邪魔でしかなかったです。






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■まとめ

2年目の春ジャガイモ栽培は、連作障害で収穫量が下がってしまうのを覚悟していましたが、その覚悟以上に収穫量が下がって大きさも小ぶりになってしまって散々でした(ノД`)シクシク
アブラムシの脅威がこれほどまでのモノだったとは、これは今後の家庭菜園でも気を付けないといけませんね。

収穫量は少なかったんですが、また今年も長男と一緒にジャガイモ堀りができたので、それはそれで良かったです。
今回はお昼寝タイムに入ってしまったむっちりは参加できなかったので、この後植えるサツマイモの収穫の時にはむっちりにも芋ほりをさせてあげようと思います。

来年はまだ春ジャガイモ栽培をどうするか考え中ですが、する場合は今回の教訓を踏まえてリベンジしていきたいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧
あと、これまで2年目の春ジャガイモ栽培で、ちょっと変わった試みとして『芽かきをして抜いた芽を土に植えたらどうなるのか(๑•̀ㅁ•́ฅ✧』の生長についても書いているんですが、意外と面白いことになったので、これもはまた後日まとめて紹介していきます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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