cloud-1830625_1920
『雨が降る前は昔痛めた古傷が痛むぜ( ゚Д゚)y─┛~~』って歴戦の猛者みたいなおじいちゃんがよく言っていそうなセリフですよね。
こんな雨が振る前に何もしてないはずなのに昔痛めた場所が痛い、現在痛めてる場所の痛みが特にひどくなった、関節を動かすと痛い、吐き気、片頭痛などの症状を
気象病といいます。

なんで雨が降る前に痛みが出るのかと原因について書いていこうと思います。

スポンサードリンク



■気象病、なんで痛くなる?

雨が降る前ってどんなイメージがありますか?

雲がどんよりしてる。気温が下がりやすい。湿度が上がってくる。気圧が下がってくる。考えるとこんなところでしょうか。

この中に痛くなる原因があります。それは
気圧が下がってくる』です。
雲はどんよりしても特に体に影響はありません。気温が下がるのは季節によっても変わるので雨の前だけ痛くなるというのは当てはまらないですよね。湿度が上がっても人の体は気だるさは出てきても痛みまでは引き起こさなかったりします。

気圧がさがるとどうなる?
ヒスタミンという体内物質をご存知でしょうか?これは怪我をしたところや痛めたところに炎症を引き起こす物質です。

気圧が下がることで人体の中でヒスタミンが大量に分泌されていきます。これが嫌なことに痛めていた場所や現在痛めている場所、関節にたまっていきやすいんです。

そしてもう一つ気圧が下がるとおきることがあります。気圧センサーと平衡感覚を司る内耳の誤作動です。これが起こると平衡感覚と視覚がうまくかみ合わずめまいや自律神経系の異常を引き起こしていきます。
自律神経系の異常は片頭痛、動悸、息苦しい、吐き気と色々な症状が出てきます。

 ▶目次にもどる

■気象病、どこが痛くなる?

・手術の痕
・変形した関節
・むちうちした首
・虫歯や親知らず
・現在痛くなっている場所


他の部位に比べて弱くなってしまった場所にヒスタミンはたまりやすくなってしまいます。
だから治療するのに厄介だったりします。なぜかって?それはね、触ってもそんなに変化ないんですよ。

極端に筋肉や関節が固まってるとか炎症反応が出すぎて熱を持ってるとかの状態じゃないんですよね。雨の降る前の前後が痛みを出すだけで雨が振り出して気圧が安定すれば痛みが落ち着いたりすることが多いんですよ。

目次にもどる

■気象病、痛くなったら

湿布
かぶれなければ湿布を貼るのが一番です。消炎鎮痛効果があるのでヒスタミンの働きを鎮静させてくれます。

マッサージ
周りの筋肉を弛めてあげると痛みが楽になったりします。自分でする場合は擦るだけでもいいです。鎮痛効果のある塗り薬を塗り込みながらマッサージすると痛みが抑えられていきます。

温める
炎症が出てるから温めちゃダメでしょ!!と思うかもしれませんが、この場合は温めが有効です。温めちゃダメなのは急性期の怪我で痛めた時だけです。

痛み止めを飲む
消炎鎮痛効果のある薬を飲むと炎症と痛みを抑えれます。バファリンの半分は優しさでできているのでバファリンを半分に割って飲んでください( ´∀`)b
市販薬はかなり強めの薬なので半分でも事足ります。

安静にする
吐き気や偏頭痛などの自律神経系の異常の場合は無理に動かず安静にするのがいいです。また自律神経を落ち着かせるために休息を良く取ることが大事です。

 ▶目次にもどる

■最後に

気象病は調べれば調べるほどなってしまったらしょうがない病気だという事がわかりました。もうね・・・耐えてもらうしかないんですよ。または消炎鎮痛効果のあるもので対処するのが一番。

マッサージで揉んでも所詮は気休め位です。気象病の痛いのは一時期だけで落ち着いていきますしね。痛みが気になってしょうがない場合は触ってもらうと気持ちがいいし筋肉も弛み安心するのでマッサージも受けて見て下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


目次にもどる

↓ポチっとしてもらえれば励みになります。
にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

健康と医療ランキング