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家の周りを探せば必ずと言っていいほど居るダンゴムシ。
その見た目は小さくドーム状の体で、たくさんの小さな足をちょこちょこ動かしながら歩いている姿は何とも可愛らしく愛らしさを感じさせてくれます。

そして一番の特長としては刺激が加わると自己防衛のために丸まることです。
丸まったダンゴムシを捕まえたり転がしたり、BB弾と間違えて撃ったりしたことが子供時代の思い出にあるんじゃないでしょうか(´∀`*)ウフフ

そんなダンゴムシですが11月にさつまいもの収穫をした際に前回書いたナメクジと一緒に大量に蔓の下に居ました。

ナメクジは前回書いた通り完全な害虫なんですが、大量にいたダンゴムシはいったいどうだったのかと疑問に思えてきたわけです。

なので今回は家の周りに居るダンゴムシについてと害虫なのか益虫なのかを調べてまとめていこうと思います。





■ダンゴムシとは

ダンゴムシと虫という字が入っていますがこいつはどちらかというとエビやカニなどの甲殻類に属する動物なんです。意外でしょww
もっと詳しく分類すると甲殻類のワラジムシ目(等脚類)とフナムシや深海生物で、大人気なダイオウグソクムシと同じ種類です。


ダンゴムシの形態
家の周りに居るものはオカダンゴムシと言い、体長は成虫で約1.5㎝位になります。
ちなみにエビやカニと同様に脱皮を繰り返して大きくなっていきます。

頭部には2対の触覚があり、胸部には7対の歩脚。腹部は5節からなり、灰色のやや長めの小判形をしています。

背面は丸く盛り上がり、腹面は平ら、刺激を受けると身を守るために丸くなりほぼ完全な球形になります。
これがダンゴムシという名の由来となっています。

この丸まった状態のダンゴムシの強度はアスファルトなどの硬い地面だと人に踏まれて死んでしまいますが、柔らかい土の上だと耐えれるほどの強さを持っています。


裏返しになると起きれない(´Д⊂ヽ
ダンゴムシを裏返しにするようなひどい人はいないと思いますが、裏返しにすると自力で戻ることができないんです。(筆者談)
そして裏側から見ると意外と気持ち悪い(;´∀`)

ワシャワシャとたくさんの足を動かしてどうにか起き上がろうとしているので、その動きも相まってなかなかグロテスクなものがあります。
興味があれば裏返して見てみるといいです。



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■ダンゴムシの生息場所と食べる物

ダンゴムシの生息場所

ダンゴムシは明るいところは苦手で、基本的に暗いところが好きな夜行性です。

なので、日が当たらず暗い場所を好みます。

・人家の周辺の日影
・庭の石やブロックの下
・散水栓や量水器の中
・石灰質の土を好むので石灰質の畑
・植物の下
・防草シートの下


ほぼナメクジと同じようなところに居ることが多いです。



食べるもの
主に落ち葉や雑草、動物の死骸などを食べます。
飼育下では魚肉なども非常に好んで食べるそうです。

木登りも得意なので、幅広い植物の新芽の葉や茎をかじったり、腐食を起こした柔らかい部分も食べることがあります。
また、カルシウムなどを補うためにコンクリートの表面を摂取するみたいです。

駐車場やコンクリートの壁などにダンゴムシが居たりするのはそのせいですね。





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■害虫?益虫?

さて、今回の一番の注目点。お前は人間にとって害虫なのか?それとも益虫なのか?という事を書いていきましょう。
一般的にダンゴムシは落ち葉や雑草、死骸などを食べることで、土の中にいる微生物にも分解しやすい形にしてくれることから自然界の分解者の役割が大きいと言われています。

分解者と難しく書きましたが要するに土壌を栄養豊かにする大切な役割を持っていると言う訳です。
そこから考えると土を豊かにして農作物の育てるのを助ける
益虫(虫じゃないんですがあえて虫とさせて頂きます)と言えます。

ただ、農作物の茎や葉も食べることがあるので少し農業害虫としての側面も持ち合わせていたりするんですよね(;´∀`)…ァハハハ…ハハ…ハ…



益虫認定の補足
もう一つ益虫としての意味合いとしてダンゴムシは災害時などで非常食として食べれるという意外な事実があります。
まぁ・・・あれです。調べたら食べてみましたという猛者がごろごろいて若干引いてしまいました(;´∀`)

私は絶対に試す気はないので、気になる人はどうぞググってください。
ちなみにググるとクックパッドで『ダンゴムシのレシピ』というのもあるので、一瞬びっくりしますよ。ダンゴムシを使ったレシピなのかと震える手を抑えながら見てみるとただのダンゴムシを模した可愛いお弁当やパンの作り方でした。

ガチにダンゴムシ使ってるレシピをあげてたら面白かったんですが残念です(´∀`*)ウフフ
どうでもいい情報ですが同じ種類のダイオウグソクムシは焼いて食べるとエビのような味がして美味だそうです。あとフナムシは足の付け根部分はエビの味がするが他は腐ったようなにおいがして食べれたものじゃなかったと昔テレビでやっていました(゚д゚)/

気になる人は食べて見て下さい。

あと、ダンゴムシは乾燥させると漢方薬の
鼠婦(ソフと呼ばれるものになります。
こちらは利尿作用・排尿困難・尿量減少などに効果があるとされています。







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■ダンゴムシの駆除方法

益虫であるダンゴムシですが大量発生しているとさすがに嫌なものがあります。
そして家庭菜園などをしている場合、農作物に影響を与えてきそうですよね。

そんな時は可哀想ですが駆除しましょう。
ただ、少しは残してあげてもいいと思うので、どうか慈悲の心でお願いします。



薬を撒く
お庭の隅っこで、日の当たらない場所などに大量発生していたりすることがあります。
そんな時は薬剤を撒くことで、一網打尽。

我が家ではムカデや蟻に効く薬剤を撒いてみました。

庭の虫に対して色々と試して撒いていますがこいつの効果は本当にすごいです。ダンゴムシにも効きました。
ただ、家庭菜園をしている場所や子供やペットが来る場所には撒くことができないので、隅っこや子供やペットの来ない場所に撒くようにしてください。



見つけたらまとめてゴミ袋へ
薬が撒けない場所に大量発生している場合、スコップでさっとまとめて捕まえてゴミ袋へINするのもありだと思います。
さすがに心が痛むという人は違う場所へ移動させるという選択肢もあるのかもしれません



住処を無くす
石やブロックの下に居ることが多いので、いっそ住処となっていたモノを除けてしまうとどこか別の場所に逃げて行ってくれます。
我が家もさつまいもの蔓の下に大量にいましたが、収穫のために蔓を切って何もない状態にしておくといつのまにかいなくなっていました。



散水栓と量水器の中に居なくさせる方法
散水栓と量水器の中の虫対策にやり方をまとめています。
散水栓や量水器の中に虫を居なくさせたい人はお読みください。








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■まとめ

今回調べたとおりダンゴムシは少し害虫としての一面もありますが、基本は土壌を良くしてくれる益虫と言えます。
まさかの動物で、非常食として食べれるというのは予想外の事実でした(;´∀`)

大量発生すると確かに不快ですが、そこら辺を可愛らしくちょこちょこ歩いているときは優しく見守ってあげてほしいです。
無理に駆除するのではなく共存の道を考えることも大事だと思います。

どうしても我慢できない場合は駆逐してやってください。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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