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先日、嫁さんの実家からキンカンを貰ってきました。

私は実物のキンカンは初めて見たんですが、これってこのまま皮ごと食べるらしいですね。
齧ると皮が爽やかな柑橘系の甘い香りなんですが、中身がなかなかの酸っぱさ(;´Д`)

このまま食べるのはやはり難しいので、前回のかりん酒と同じようにキンカン酒を漬けてみようと思います。
ついでに少し量があるので、キンカンシロップも作ってみました。


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■キンカン

金柑は夏から秋にかけて白い花を咲かせ、12月ごろから丸い小さな実をつけます。
この金柑ですが、一般的に柑橘属と言われていますが、実はキンカン属という分類になります。

見た目はみかんが小さくなったような感じで、みかんと違い皮ごと食べられ、苦みと甘みを楽しめる果実です。
果実の収穫時期は12月。1月から2月にかけて最も美味しくなるそうです。

ただ、この時期になると農家の大敵ヒヨドリやカラスが熟したキンカンを狙ってくるので、庭に植えてるお家は大変だそうですよ(;´Д`)



栄養素
かりんと同じで、風邪やのどの痛みに昔から効くと言われている金柑。
その理由は皮と中の実に含まれる大量のビタミンCです。ビタミンCには体の抵抗力を上げるのに大切な役割を持っています。

そしてこの皮にはヘスペリジンが含まれており、毛細血管の強化血中コレステロール値の改善効果血流改善効果抗アレルギー作用ガン抑制作用など沢山の効果があります。
皮ごと食べる金柑はこのヘスペリジンビタミンCを摂取するのに最も適した果物と言えます。

他にも動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立つビタミンEもたくさん含まれています。



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■作る前にすること

キンカン酒とキンカンシロップを作る前に下準備をしましょう。

キンカンをしっかり洗う
お酒に漬けるにしてもシロップにするにしてもキンカンは皮ごと使うので、まずはしっかりキンカンを洗うことが大切です。
そして洗った後はしっかり水気を取ることを忘れないようにしてください。

水気が残るとシロップだとカビや菌の繁殖、腐っていく場合もあるので、しっかり水気を取ることが重要です。



キンカンのへたを取る
へたを取ります。
竹串くらいの強度があるとがったものでくり抜いていけば簡単に取れます。

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爪楊枝でやると簡単に折れてしまったので、竹串推奨です。


保存ビンの消毒
熱湯消毒ができる保存ビンなら熱湯消毒。熱湯消毒ができない保存ビンなら焼酎などでアルコール消毒をしっかりしましょう。
これをすることで、カビや菌の繁殖を抑えることができます。



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■キンカン酒の作り方

用意するもの
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・キンカン 1㎏
・氷砂糖 400g
・ホワイトリカー 1.8L
・レモン 1個
・保存ビン 4.2L


保存ビンはプラスチックなんですが強度が高く、熱湯消毒もできるのがあったので試しに買ってみました。
氷砂糖は300g位でもいいんですが、キンカン酒なので気持ち甘めに作ろうと思い100g増やしています。



作り方
キンカン酒はかりん酒に比べて作るのがとてもシンプル。
キンカンはへたを取ったら切らずにそのまま。そしてレモンは皮を切り3㎝間隔で輪切りにしておきます。

あとは氷砂糖を準備して、これを保存ビンに入れていきます。

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保存ビンに入れる順番は

キンカン→氷砂糖→レモン→キンカン→氷砂糖→レモン

と入れていきます。
いつも通り長男がお手伝いしてくれました。

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キンカンはこのままINで大丈夫か?!と思うかもしれませんがお酒に漬けるとしっかり金柑のエキスが出るので、かりんの時みたいに切らなくてもいいんです。
出来上がりがこちら。

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これで冷暗所に3か月ほど漬けておくと飲めるようになります。
美味しく飲もうと思うなら6か月以上漬けておくとキンカンのエキスがしっかり出て味がまろやかになってきます。








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■キンカンシロップの作り方

用意するもの
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・キンカン 600g
・氷砂糖 600g
・保存ビン 2L


キンカンシロップを作る場合の分量はキンカンの重さと氷砂糖の重さが1:1で作ります。
ちなみにこちらはお酒が飲めない嫁さんと子どもたち用の風邪対策で嫁さんが作っています。



作り方
キンカン酒の時と違って4等分に金柑を切っていきます。
その時に真ん中に種があるので、その種は取って捨ててしまってください。

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かりん酒だと漬けておくので、しっかり果汁とエキスが出るんですが、こちらは氷砂糖のみなので、切ることで果汁が出やすくなり皮からもエキスが出やすくなります。
4等分に切ったら次は保存ビンに入れていきます。

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入れる順番は

キンカン→氷砂糖→キンカン→氷砂糖

の順に入れることで、氷砂糖が溶けやすくなるんじゃないかと思います。
出来上がりがこちら。

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これを冷暗所に10日ほど置いておくと氷砂糖が溶けだしてキンカンシロップが出来上がります。
毎日状態を見てたまにゆすってみるのも大事です。

出来上がったキンカンシロップは冷蔵庫に入れて保存することで長持ちしやすいです。
追記

常温で保存するよりは長持ちしますが、4ヶ月くらい経つと冷蔵庫の中でもカビが生えてきました。
なのでシロップで漬けるよりははちみつで漬ける方が長持ちするし、喉風邪や疲労回復に効くかもしれません。






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■まとめ

キンカンはかりんと違って12月を過ぎるとスーパーでも売ってあったりするので簡単に手に入りますし、果実酒やシロップなどを作る場合でもそこまで面倒な工程がないので、手軽に作れます。
そのまま食べるのも健康にいいんですが、保存がきいて風邪をひいた時やのどが痛い時にもすぐに使えるようにキンカン酒やキンカンシロップを常備してみてはどうでしょうか。

薬を飲んで治すより効果があるかもしれませんよ(´∀`*)ウフフ


しかし我が家の床下収納が果実酒に占領されてきたので、そろそろ少しずつ飲んでいかないといけないですね。
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今年は梅も漬ける予定なので、今度は梅酒の漬け方なんかも紹介できたらと思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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