
日々成長していく雑草。
ついつい草取りをする時間がなかったり、真夏の時のように外での作業が出来ない時は、気づけば思った以上に雑草が伸びてお庭が大変な事になる時があります。
そういう時は、抜こうとしてもとっても大変なので、雑草を刈っていける『鎌』は、便利な草刈りアイテムです。
ですが、鎌って使った後にちゃんとお手入れをしてやらないとすぐに錆びてしまって、次に使おうにも切れ味が悪くなり、使えなくなってしまうことが多かったりします。
そこで、今回は草刈りの強い味方『鎌』を使った後にしておくべきお手入れ方法と錆びた時に再び使えるようにする対処法を紹介していこうと思います。
■鎌のちょっとした紹介
鎌(かま)は草や芝を刈り取るのに用いる農具の一種です。
植物の刈っていくための湾曲した刃もしくは歯を持っており、引いて刈るように使うために内側に刃がついているのが特徴です。
英語では、鎌の呼び名は大きさにより異なり、立ちながら牧草や麦刈り用に使う大型の物をサイズ(scythe)、しゃがんだり中腰で草刈りや収穫などで用いる小型のものをシックル(sickle)と呼び分けています。
日本語では西洋のサイズを大鎌と訳す場合があるものの、基本はすべて鎌という名称で呼びます。
一般的に草刈りに使う鎌は、直刃の刃鎌とのこぎりじょうの刃を持つのこぎり鎌の2つです。
刃鎌
刃部が刀剣のような直刃(すぐは)になっているタイプの鎌です。
切れ味がよいので、柔らかい茎ならかなりの量を一気に刈り取れます。
雑草を鎌を持っていないほうの手で束ねて、勢いをつけて刈っていくので、一気に刈れてストレス発散にもなります。一撃必殺の鎌ですね( ̄ー ̄)ニヤリ
勢いをつけて刈るときに周りに人がいると怪我をさせてしまう恐れがあるので、周りに気を付けながら使っていかないといけません。
ただ、硬い茎を持つ植物の場合は、女性だと上手く刃が通らない場合があるので、どちらかというと力の強い男性向けの鎌です。
のこぎり鎌
こちらは刃部がのこぎりのようにぎざぎざの刃になっている鎌です。
切れ味もそこそこで、刃鎌のようにスパッと勢いよく切るのではなく、雑草の茎や根部分にのこぎり状の刃を当てて、前後に揺らしながら刈り取っていきます。
のこぎりで切るように切っていくので、あまり力をいれずに刈れますし、太い茎や硬い茎でもこちらは難なく刈っていけるので、とても使い勝手の良い鎌です。
男性でも女性でも使い手を選ばいないほどの使いやすい鎌なので、草刈りの鎌選びに悩んだときは、のこぎり鎌を買うのを私はおススメします(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
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■草刈り後に錆びる原因
鎌は金属で作られた道具です。金属は普通に置いておいても酸素や湿気などの水分によって酸化還元反応(腐食)が起こってしまい錆びていってしまいます。
特に鎌は使った後そのまま放置しておくととっても錆びやすいんですよ(´Д`)ハァ…
雑草を刈った時に鎌についてしまった細かい傷と雑草の汁が錆びる大きな原因になっています。
鎌の表面は錆びづらくする加工をされてはいるんですが、鎌を使った時に土や小石が当たって細かい傷ができるので、その傷口部分は加工がはがれてしまって錆びやすくなっています。
そこに、雑草の汁という水分が付着することで、酸化還元反応が起こり、錆ができやすくなってしまいます。
1回出てきてしまった錆は加速度的にその範囲を広げていくので、錆が起きないようにしっかり手入れをしておくことが大事なんです。
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■お手入れ方法
では、草刈りで使った後の鎌のお手入れ方法を書いていきましょう。
①洗う
草刈り後は雑草の汁が付着しているので、まずはこれをきれいに洗い流します。
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②乾いた布で水気を取る
洗った後の水も置いておくと錆びる原因になってしまいます。
そうならないためにも乾いた布で、水気を取ってあげましょう。ついでに汚れを取るように、しっかり拭いてあげてください。
↓
③日が当たるところに干しておく
日に当てておくことで、小石や土で出来た細かい傷に入った水気も蒸発させることができます。
↓
④錆止め加工を施す
錆止め油というものがあるので、これを塗って傷になっているところも錆びづらくさせることが可能です。
↓
⑤新聞紙でぐるぐるに巻いて保管する
鎌は買った時についていたカバーにいれて保管してしまいがちですが、これだと湿度が高い時期などでは、カバーの中で蒸れてしまって錆を起こす原因になってしまいます。
そこで、ここで使うのは新聞紙。
新聞紙は除湿効果を持っているので、鎌を新聞紙で巻くことで湿度による錆を予防することができるのです。
新聞紙でぐるぐる巻きに巻いておくことで危なくもないので、そのまま保管すると錆がつきづらくしてくれます。
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■錆びた時の対処法
私の愛鎌はたまにお手入れをしているんですが、あまり使わない嫁さん用に買っておいた鎌は錆が出てきていました(ノД`)シクシクこちらを使って錆びた時の対処法を紹介していきます。

我が家が使っているのはのこぎり鎌。
この嫁さん用のは、たしか4年くらい前に1回だけ使ったんですが、さすがにそれから物置に置いておいたので、いつの間にか錆が出ていました。

刃先がちょこちょこ錆びてきていますね。
ではやっていきましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧
①広告を敷く
広告じゃなくて新聞紙でもいいですが、錆落とし液を使うので、こぼれたりしてもいいように床に何かを敷いておきましょう。
我が家は念のために玄関のタイルの上でやっています。

↓
②錆落とし液を使う
我が家は、車用の錆落とし液があったので、それを使用。

まずは黄色い容器の錆落とし液を錆が出ているところにしっかり塗り込みます。

裏面も…って裏面の錆もすげぇな(°д° )!!

両面の錆が出ているところに塗りたくって、5分ほど置いておきます。
液体が錆に反応して泡が出てきています。


塗ってすぐなんですが、だんだん錆が見えなくなってきていますね。
↓
③錆落とし液を布でふき取る
5分ほど経ったら乾いたいらない布で、錆落とし液を拭き取っていきます。

錆びていた部分がキレイになくなっています。

裏面もちょっと不細工になっていますが、錆は落ちていますね。

もし1度の錆落とし液で、錆が取れきれなかった場合は、錆落とし液を塗って拭いてを何回か繰り返してください。
それでも取れない場合は錆がかなり深いところまでいっているので、少し荒目の紙やすりを使って削ってから再び錆落とし液を使ってみてください。
↓
④研ぐ
錆は落ちましたが、それと一緒に刃部分の表面も落ちているので、切れ味は弱くなってしまっています。
なので、刃物の研磨ができるシャープナーで研いでやります。

最近は100均でなんでもあるので、ありがたいです。
↓
⑤錆止め油を塗る
研いだ後は、錆落とし液と一緒に入っていた錆止め油を塗って錆びづらくさせます。

これを塗っておくと錆びません。
というか1年ほど私の愛鎌は放置しているんですが、錆びていませんでした。
↓
⑥油が乾いたら新聞紙にくるんで保管
これは先ほどのお手入れ方法で紹介した通りです。

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■まとめ
草刈りは重労働なので、作業が終わって疲れたからと使った鎌をそのまま放置してしまいがちです。ですが、これから先も使うことを考えると錆びさせないためにもしっかりお手入れをしておくことが、とても大事です。
錆びたからと毎回大型ごみで捨てて、新しいのを買うような面倒なことをせずに、使った後の少しのお手入れをして長持ちさせていきましょう。
そして、錆びてしまった時は紹介したやり方で、錆を落として再び使えるようにしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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