1月の終わりから3月の初めにかけて春ジャガイモの種芋の発売期間です。
我が家では、昨年春ジャガイモ栽培で『キタアカリ』と『デジマ』を植えて大豊作を楽しんだので、今年もまた春ジャガイモ栽培を庭の家庭菜園でやってみようと思います。そこで買ってきたのが冒頭の写真の『インカのめざめ 』『デストロイヤー 』『タワラヨーデル 』の3品種です。
ジャガイモか怪しい名前ばかりですが、こいつらはれっきとしたジャガイモの名前なんですよ(´∀`*)ウフフ
そこで今回は、この変わり種なお名前のジャガイモ達についての紹介と我が家の植え付け前の準備を紹介していこうと思います。
■インカのめざめ
インカのめざめは最近ではスーパーとかでもたまに置いてある品種なので、見かけたり買って食べたりした事がある人はいるんじゃないでしょうか。
我が家では長男がまだ1歳くらいの時に貰って食べたことが1度だけあります。
その時は素揚げにして食べたんですが、そのあまりにも濃厚な美味さに1歳ちょっとだった長男がほとんど食い尽くしてしまう程でした。
いつかは植えようと思っていたんですが、男爵やメークイン、キタアカリ、デジマなどのオーソドックスなジャガイモに比べると2倍くらいのお値段がするので、まだジャガイモ栽培に自信がなかった昨年は買わずにいました。
ですが、昨年が豊作だったので、今年は絶対に栽培しようと思って勇気を出して購入してみました(๑•̀ㅂ•́)و✧
インカのめざめって?
インカのめざめはジャガイモの生産地北海道でもあまり見ることがない貴重種です。アンデスの晴れのお祭りにしか食べられなかった高級ジャガイモ「ソラナムフレファ」を日本向けに改良して出来上がったジャガイモです。
大変栽培の難しい品種で、疫病や害虫に弱く、大きさも小ぶり、しかも収穫を手作業でしないといけないことから手間がかかるので、市場に出回るのはほんの少ししかない幻ともいわれる高級ジャガイモなんです。
色合い的には気持ち明るい色をしているように思います。
味と食感
味は甘みのある濃厚なジャガイモの味で、栗やサツマイモのような甘さを含んだ味と言われています。通常のジャガイモは糖度が4度くらいなのに比べてインカのめざめは糖度が6~8度と甘さが強めなんです。
そして焼き芋にしたかのようなネットリとした触感が特徴で、食べると濃厚で甘いジャガイモの味がネットリとした食感によって舌に絡みついてくるので、一度食べてしまうとその美味さの虜になってしまいます(;゚∀゚)=3ハァハァ
調理の仕方としては煮崩れがしづらいので煮物にも適してますし、素揚げやポテトチップス、サラダに使ってみるのも美味しく食べられるジャガイモです。
栽培した時の収穫量
収穫量は男爵イモなどの普通のジャガイモに比べて70%と少なめ。大きさも50g台が平均な小ぶりなジャガイモです。
ジャガイモの休眠時間が30日未満と短いので、葉っぱと茎が枯れても収穫していなかった場合、土の中でジャガイモから芽が出てしまう事もあります。
なので、葉と茎が変色し始めたら早めの収穫をして、長い事保存せずに早めに消費していかなければいけないジャガイモです。
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■デストロイヤー
名前からすでに突っ込みどころが満載なデストロイヤー。
インカのめざめは買うことを決めていたんですが、他は何を買おうかと悩んでいた時に、とある植物専門店のチラシにこいつを見つけた時に「これだ‼」と思って買おうと狙っていたジャガイモです。
デストロイヤー(破壊者)という名前がなんとも興味をそそるじゃないですか(´∀`*)ウフフ
デストロイヤーって?
デストロイヤーとは正式名を「グラウンド・ペチカ」といい、生産者である長崎県の俵正彦氏が登録出願時に名付けた『デストロイヤー』が通称名になっています。ジャガイモとサツマイモを掛け合わせたような外観をしており、ジャガイモの皮は紫色で芽の部分は赤色なところからまるで覆面(マスク)をかぶっているような姿なので、伝説の覆面プロレスラー「ザ・デストロイヤー」のようだというところから名前を付けられたみたいです。
土壌消毒不要で、病気にも強いから無農薬栽培も可能。
初心者でも簡単に栽培でき、やせ地でもしっかり成長して収穫が見込めるとても強いジャガイモです。
過酷な土質でもしっかし収穫できるというのは、さすがデストロイヤーさんですね(๑•̀ㅂ•́)و✧
味と食感
深みのあるコクと味わい。粘りのある肉質は栄養価が高く、甘みも強め。サツマイモ+栗+ジャガイモ味ともいわれるほどなので、もしかしたらインカのめざめよりも甘いのかもしれないですね。
甘みとコクがあるのでポテトサラダやコロッケにすると美味しいでしょうね。
火が通りやすく煮崩れしづらいのでシチューやカレー、肉じゃがなんかの煮込み料理にするといつもと違ったジャガイモの味と食感に新しい味の扉が開くかもしれませんね。
栽培した時の収穫量
多収性なので収穫量は期待が持てます。ジャガイモの大きさも中サイズ~を見込めます。
休眠時間も長めなので、収穫して冷暗所に保存しておけば5月くらいに収穫しても12月までは余裕で食べられます。
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■タワラヨーデル
ジャガイモの種芋を買いに行った植物専門店で、インカのめざめ1キロ、デストロイヤー500gをかごに入れていたんですが、ここでもう一種類買うべきかそれともデストロイヤーを増やそうか悩んだ末に購入したのかタワラヨーデルです。お店の一押し商品として店頭に置いてあったのと名前が少し面白いなという理由から買っております。
ヨーデルと聞くと小学生に人気の『妖怪ウォッチ』のオープニングが頭をよぎってしまうのは私だけじゃないはずです。
タワラヨーデルとは?
こちらも長崎の俵正彦氏が作り出したジャガイモです。見た目はサツマイモのような細長く赤紫色の姿。
病気に強く、育てやすいので初心者にちょうどいいです。
田んぼやレンコン田などの多水な土地でも栽培が可能なので、梅雨時期に大雨が降って畑が水没しても大丈夫な春向けのジャガイモです。
形と色
見た目はサツマイモというよりは細長いジャガイモですね。
周りについている土が濃い色なんで、実際はどんな色合いのジャガイモなのかは種芋からはわからなかったです。
大きさは小さいサイズから中サイズまでがごろごろしていました。
味と食感
タワラヨーデルはホクホクでジャガイモの味も強め。保存して熟成させるとネットリ極甘になります。
《栗味ジャガイモの最高峰》とも称され、おやつとして食べても楽しめる品種です。
マッシュポテトやコロッケ、あとはバーベキューなどの焼き物料理で食べると美味しいそうです。
栽培した時の収穫量
安定収量性の高い「アンデスレッド」の約1.8倍の収穫量という大量収穫を見込めます。大きさも中クラスが平均的に収穫できるようになっています。
また、メークイーン並みの長い休眠期間なので、保存しておけば長期間いろいろな料理に使うことが可能です。
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■植え付け前の芽出し
今年の春に植える種芋を買ったので、3月の植え付け前までにしないといけないことがあります。それが種芋の芽出しです。
10~20度の陽が当たる部屋に種芋を置いて、しっかり陽を当ててやることで種芋から芽が伸びていきます。
詳しくはこちらをお読みください
・春ジャガイモの種芋販売開始。植え付けまでに種芋にやっておく事
なので昨年同様に段ボールで底冷えしないように子ども達と寝床を作ってみました。・春ジャガイモの種芋販売開始。植え付けまでに種芋にやっておく事
途中次男むっちりが段ボールの箱の中に入って遊んでいて底が抜けるという事件がありましたが、どうにか完成(´▽`;) '`'`
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■まとめ
今年のお庭で春ジャガイモ栽培は3種類の変わったジャガイモを植えて行ってみようと思います。ただ、1つ心配事があるんですが、ジャガイモって連作障害を起こしてしまいやすい野菜なので、1度植えると2~3年は植えないほうが良いといわれています。
もしかしたら昨年植えて今年も植えるので、あまりいい収穫量にならないかもしれません。
消石灰などを撒いて土壌消毒をして植えていってみようと思うので、連年栽培だとどうなるのか観察しつつジャガイモ栽培をやっていってみようと思います。
次は3月の半ばくらいに家庭菜園の畝づくりをしようと思っているので、またその時にでも春ジャガイモの栽培の報告を書いていこうと思います。
良ければまた読んでいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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