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夏といえば海水浴
今年こそは、我が子を連れて海水浴デビュー!!と意気込むお父さんお母さんもいらっしゃるんじゃないでしょうか(´∀`*)ウフフ

ですが、海は川やプールとは違って、危険が身近にある遊び場でもあります。
子どもを連れて遊びに行くなら親として海についての危険を知っておくのも我が子を守るために大切なことです。

そこで、本日は海の近くに住んで30年以上( ー̀ωー́ )✧夏休みの遊び場といえば海や山だった田舎育ちの私が伝えておきたい夏の海水浴に潜む危険について紹介していきたいと思います。




■砂浜に潜む危険

まずは海の玄関口「砂浜」に潜む危険から書いていきましょう。


熱い砂浜
夏場の砂浜は照り付ける暑い日差しによってかなりの温度になっていることがほとんどです。
ここを何も履かずに裸足のまま歩いて海に入るのは、子どもの場合だと足の裏に火傷を起こしてしまう恐れがあります。

なので、海に行くときは濡れても大丈夫なサンダルクロックスマリンシューズを履いていくことが大切です。
特にマリンシューズは、履いたまま海の中で泳いだりもでき、中まで砂が入らないのでおススメです。

危険な漂流物やゴミ
海水浴場は、海水浴が始まる前に、1度掃除をして綺麗にしている地域もあるんですが、それでも海から流れ着く漂流物や遊びに来たマナーのなっていない海水浴客が置いて帰ったゴミが落ちていたり埋まっていたりします。
そんな漂流物やゴミの中には、割れたガラス瓶尖った木片、時には注射針錆びた刃物釣りの針なんかも埋もれていたりするので、とっても危険です。

海を見てテンションが上がった子どもは、そのまま海へ走り出してしまいそうですが、踏みつけてケガをしないように、親が気を付けてあげてください。

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■磯に潜む危険

お次は磯に潜む危険です。
磯(いそ)とは、波打ち際にある岩場や特に石が多い海岸の事を指します。
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ここには海藻をはじめ魚介類や海洋生物の格好の生息地になっているので、子どもと海の生き物観察をするのにとてもいい場所です。


海藻が付いている岩場
磯の岩は、満潮の時には海に沈んでいる場所もあるので、海藻や藻がびっしりついている岩場もあります。
その岩場は、ものすごくヌルっとして滑りやすいので、気を付けておかないと大けがをしてしまう場所です。

特に子どもは、カニや小魚が泳いでいると熱中して追いかけてしまうので、磯の岩に乗って滑らないように気を付けてあげてください。


岩についている貝類
磯の岩に、ムラサキガイカメの手岩ガキフジツボなどの貝がびっしり付いています。
カメの手って湯がくと美味しいですよね(´∀`*)ウフフ

ですが、こういう磯にある貝は尖っているので、海で遊んでふやけてしまった皮膚だとスパッと切ってしまう事が多いです。
海から上がろうと岩に手をついたり当たったりするだけでもすぐ切れるので気を付けてください。


ムラサキウニ
磯の海に沈んだ岩場付近には海藻を餌にしているムラサキウニがいるのでご注意を。
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ムラサキウニのトゲはとても折れやすいので、刺さって折れると大変です。
ガンガゼというトゲに毒を持つウニも房総半島から南の地方には存在します。
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ムラサキウニに比べてトゲが長いのが特徴で、毒腺のあるトゲが刺さると、激しく痛み、炎症を起こし、筋肉が麻痺して呼吸困難を起こすこともあります。
もし刺さった場合は、トゲを抜いて傷口を良く洗い、病院に急ぎましょう。


岩の隙間
海水が行き来する岩の隙間にはカニやニイナ、イソギンチャクや魚の住処になっています。
何が居るのか気になって手を突っ込みたくなりますが、気を付けてください(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

岩の隙間にはカサゴという背びれにトゲを持つ魚もいるので、不用意に隙間には手を入れないようにしましょう。
ちなみにカサゴは毒は持っていませんが、トゲが刺さると結構痛いです。



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■浅瀬に潜む危険

子どもと海水浴で遊ぶなら足がつく浅瀬で遊ぶことが多いはずです。
浅瀬だから危険はないだろうと思うところですが、浅瀬にも危険が潜んでいます。

ゴンズイ
海に住むナマズの仲間のゴンズイは第1背びれと胸ビレに毒のあるトゲを持っています。

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By Jens Petersen - 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, Link

浅瀬の海底にいることもあって、掴まえようと触ったり、足が当たったりして刺されることがあります。
上の写真のようにゴンズイ玉という集団になっている場合もあるので、もし見つけても絶対に近づかないようにしてください。

刺されると激しい痛みで赤く腫れ、水膨れになって痛みが長続きします。
刺されたらすぐに毒をしぼって傷口を洗い、病院に行くようにしてください。


アカエイ
アカエイは、冬場は深い海底にいるんですが、夏になると浅瀬に出てきます。
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体長約2mと大きく、その尾びれには長く鋭い毒のトゲを持っています。
砂に埋もれていることが多く、不用意に踏んでしまったり、触ってしまうと刺される恐れがあります。

泳いでいる場合もあるので、その時は近づかず、潜って分からない場合は親が先に海に入ってじゃぶじゃぶと勢いよく移動すれば追い払うことが可能です。
アカエイのトゲに刺されると、激しい痛みで赤く腫れ、周りは青白くなって熱が出ます。血圧が下がったり、筋肉麻痺を起こす場合もあります。

しかも厄介なことに、このトゲには返しが付いているので、一度刺さると抜くことが難しいので、すぐに病院へ向かうようにしてください。


クラゲ
海水浴で特に被害が多いのはクラゲ被害。
海水浴に行って、クラゲに刺されて激痛を感じたり、患部がミミズ腫れになったりしたことがある人は多いはずです。

おもに海水浴でのクラゲ被害の原因はアンドンクラゲというクラゲです。

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By Jony Cooper - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

ほぼ体は透明で、かさは3cm、触手は10m。なのでアンドンクラゲが近くにいるということに気付かず刺されることが多いです。
特に、お盆を過ぎてから出没し始めるので、お盆以降の海水浴は避けた方がよいかと思います。

アンドンクラゲ以外にも浅瀬には、カツオノエボシというクラゲに似た生き物が波に揺られていたり、砂浜に打ち上げられている場合があります。
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ヒドロ虫というクラゲに似た生き物たちの群体で、浮袋は青く鮮やかで綺麗なので、好奇心旺盛な子どもは触ってしまいそうになりますが、こいつは猛毒を持つ要注意生物です。
刺されると強烈な電気を受けたかのような激痛が起こり、患部は炎症を起こして腫れあがります。

痛みは長時間続き、2度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こして、ショック死を起こす危険性があります。
なので、綺麗でも絶対に触らず、子どもにも絶対に近づかせないようしてください。

刺された場合は、すぐに陸に上がって病院に急ぐか、症状がひどい場合には救急車を呼んでしまいましょう。


離岸流
砂浜に打ち寄せられた波が、沖に戻ろうとするときに発生する局所的に強い沖方向の海流の事を離岸流と言います。
こんな感じの海流です↓

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By Backcomp.gif: National Weather Service, Wilmington, NC derivative work: Xander89 (talk) - Backcomp.gif, CC 表示-継承 3.0, Link

遠浅の海岸に発生しやすいため、海水浴客が知らず知らずに巻き込まれて、一気に沖合に流されてしまうケースが毎年後を絶ちません。
しかも、非常に流れが強いために、自分が流されている方向すらわからなくなるので、海水に飲まれて溺死してしまう可能性が高いです。

子どもの場合では、浮き輪に乗ってぷかぷか浮かんでいて、親が目を離したすきに沖合まで流されてしまい、それを助けようと親も流されて帰らぬ人になったというような悲しい事故もあります。
素人では離岸流の流れを見付けるのは難しいので、子どもの足が付く場所で遊ぶようにし、もし流されていることに気付いたなら、流れに対して垂直(横方向)に泳いで離岸流の流れから脱出するように泳げば生き残る可能性が高くなります。

頭の片隅でいいので憶えておいてください。






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■まとめ

子連れで海水浴に行く前に知っておいてほしい海水浴に潜む危険についてまとめてみました。
どうです?ここでまとめたような内容を頭に入れて子どもを連れて海水浴を楽しんでいましたか?

たかが海でそんなに気を付けなくても…と思われそうですが、海をなめていると痛い目を見ます!
こういう危険性を知っておいて、もし起こった場合すぐに対処できることは、自分の命もを救うだけじゃなく子どもの命を救うことになります。

なので、しっかり海の危険性を知っておいたうえで、子どもと一緒に海水浴を楽しんでください。
子連れで海水浴に行くときの参考に、頭に入れておいてもらえればと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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