ムカデは、その見た目の気持ち悪さとでかさ、毒のある牙、そして攻撃性の高さからほとんどの人から嫌われている昆虫です。
ムカデと遭遇してビビらずに冷静に対処できる人は少ないんじゃないでしょうか(´▽`;) '`'`
普通は屋外にいることが多いんですが、たまにどこからが家の中に侵入していていたなんて事も少なくはありません。
想像してみてください…
家の中の壁や天井に取り付いているムカデ…
あなたが夜、トイレに行こうと廊下に出た時にどうもこんばんわなムカデ|´д`)ノィョゥ
寝ていて顔を這っていくムカデ…
そしてついでにがぶりと咬んで毒をプレゼントしてくるムカデ…
ホラー映画にでも出てきそうな光景を家で楽しめるだなんて最悪ですよね(ヽ´ω`)ハァ…
なぜムカデは家に侵入してきているのでしょうか?そしてどこから侵入してくるんでしょうか?
今回は、そんな家に侵入してくるムカデについてと、侵入経路や侵入させない方法、咬まれた時の対処法について紹介していこうと思います。
■自宅に侵入するムカデについて
百足とかいてムカデと読みますが、実際は100本も足はなく、一番足が多い大ムカデ類でも21~23対くらいです。全世界で3000種以上が確認されており、最古のムカデはおよそ4億2000万年前から存在していたとされています。
生態
大きさは種類によって違いますが、日本にいる大ムカデ科のムカデの平均的な大きさは5~13㎝。さすが大ムカデと呼ばれるだけあって存在感がある大きさを持っていますね。
日中は落ち葉や水場近くのブロック、岩の下などの暗くてじめじめした場所でじっとしており、夜になると獲物を求めて活動を始める夜行性の昆虫です。
牙には毒を持ち、食性は肉食。
エサとなるのはゴキブリやクモ、コオロギなどの昆虫やネズミ、スズメなどの小動物。
自分と同じかそれ以上の個体にも襲い掛かるほどの獰猛さを持っています。
実はムカデの眼はほぼ見えていないらしく触覚を頼りに生活しているので、本能的に動いているものは何でも襲うようになっています。
特に空腹時のムカデの攻撃性は強く、家に侵入していたりすると、動くものなら人間さえも襲いにかかるほどのハングリー精神の持ち主です(; ・`д・´)
発生時期は3~12月と暖かくなってから寒くなるまでの間で、特に6月~8月の湿気が高く暑くなる時期にはよく目撃されたり被害に遭ったりすることが多くなってきます。
なぜ家の中に入ってくるのか?
雨風から逃げて偶然入ってくる場合や家の中にいるエサとなる昆虫を求めて入ってくる場合がほとんど。ムカデの寿命は7~10年と長く、一度でも侵入されると何度も侵入してきてしまうようになるので、被害に悩まされてしまいます。
実は益虫だったり
その見た目の気持ち悪さと、毒の牙で咬んでくる攻撃性から不快害虫と有毒生物のと呼ばれて嫌われてはいますが、家の中で最悪の害虫ゴキブリや他の害虫を駆除してくれる益虫だったりします。だけど、ムカデが家にいるのも嫌ですよね(´▽`;) '`'`
出来れば家に侵入せずに家の周りの害虫を駆除するのに頑張っていただきたいところですね。
ムカデはつがいでいる?
ムカデは「つがいで行動するから1匹侵入していたらもう1匹どこかにいる」とよく言いますが、これは間違いで、夫婦じゃなく母と子だったりします。なので、1匹いたら1匹いるかもしれないのではなく、むしろどこかに大量にいたりする恐れもありです
そうならないためにも家に侵入させないことが重要です(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
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■自宅への侵入経路
人と一緒に侵入
家の玄関や窓など、人が出入りする時に一緒に侵入してきます。足元から音もなくササっと一緒に侵入することもあれば、壁を這って天井から侵入してくることもあります。
まるで忍者のよう隠密さですよね(´▽`;) '`'`
排水管から侵入
ムカデの足は、ツルツルと滑るような表面でなければ、ほぼどんな場所も移動できてしまいます。なので、排水管からよじ登って家に侵入してくることも多いです。
私もアパートに住んでいた時に経験したことがあるんですが、顔を洗おうと洗面台に向かうと、そこに15㎝くらいのムカデがとぐろを巻いて鎮座していました(;・∀・)
どうやら排水管を登ってきて水抜きの穴から侵入してきたようです。
干していた布団と一緒に侵入
天気がいいからと布団を干していると、その布団にムカデがついてしまう事があります。特に雨上がりの家の壁にムカデが付いていることが多いので、雨上がりの天気な日に布団を干すときは気を付けたほうがいいです。
隙間から侵入
家は築年数が経ってくると、隙間ができやすくなってきます。ムカデは狭い隙間を好むので、そういう場所ができてくると、そこから家の中へと侵入してきます。
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■自宅に侵入させない方法
家の周りに薬を撒く
粉状の撒く殺虫剤を家の周りにぐるっと一周撒いておくとムカデは入ってこれなくなります。我が家ではフマキラーのアリとムカデ用の粉剤を使うんですが、雨に流されても忌避効果が持続するので、撒いておけば2ヶ月くらい効果があってとても重宝しています。 小さい子どもやペットがいる家庭だと触ったり舐めたりする恐れがあるので、撒く場合は気を付けるようにしてください。
排水管の侵入口を塞ぐ
ムカデは排水管から家の中に侵入してくるので、ムカデが入り込めそうな家の中の排水管の出口部分を塞いでおくことが大事です。我が家の場合は洗面台の水抜きの穴から侵入してくる恐れがあったので、100均にちょうどいい塞ぐものがあったので塞いでみました。
サイズが合わないときはネットやスポンジで水だけ流れるように詰めておくのもいいです。
干した布団はよく叩く
干した布団の裏側に張り付いていることが多いので、しっかり叩いてから家の中に入れましょう。叩くことで布団もふかふかになるし、他のついていた虫もいなくなるので一石二鳥です(๑•̀ㅂ•́)و✧
隙間がないか探す
築年数が経っているなら一度家の外壁まわりを見て回って調べておくことが大事です。最近よくムカデに侵入されているならどこか隙間ができている確率が高いと言えます。
見つけたらそこに殺虫剤を撒くか、可能なら修繕しておけばもう入ってくる心配はなくなります。
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■自宅で出会った時と咬まれた時の対処法
出会ったときの対処法
ムカデに出会ったときは、ゴキブリほどではないにしてもやっぱ驚いて悲鳴を上げてしまいそうになりますが、グッと堪えてください。音の振動や人の動く空気の流れに反応して、ムカデは素早く狭い隙間に逃げ込んでしまいます。
なのでまずは冷静に相手の動きを見極め、冷凍系の殺虫剤を使うのが良いです。 ムカデはゴキブリ並みの生命力とスピードを持っているので、ただの殺虫剤では逃げられてしまう恐れがあります。
そこで冷凍系の殺虫剤を使えば、一気にムカデの体温を下げ動きを鈍らせ駆除することが可能です。
冷凍系の殺虫剤がない場合は、火バサミがあれば火バサミで掴んで外にポイっと捨てるか、完全に駆除したいなら掴んだまま70度以上の熱湯のなかにムカデを入れてしまえば死んでしまうので駆除することができます。
絶対に素手では掴まないようにしましょう(゚д゚)/
咬まれた時の対処法
咬まれてすぐなら43度以上の熱いシャワーで5分間患部を流しましょう。ムカデ毒は咬まれてすぐの場合、43度以上の熱湯でその毒の効力が失活させることができます。
40度以下の温度が低い場合は、逆に毒が活性化して痛みと腫れが悪化して逆効果になるので気を付けてください(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
洗い流した後は抗ヒスタミン剤を含んだステロイド軟こうを塗ってください。
ムカデ毒はハチ毒と似た性質を持っているので、アナフェラキシーショックを引き起こす事もあります。
痛みと腫れがひどく、発熱や痙攣があるようならすぐに最寄りの皮膚科の病院へ行くようにしてください。
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■まとめ
ムカデが何処から入ってきているのか特定することは難しいんですが、まずは紹介したあたりから侵入できないように対策をしておくことが大事です。特に、水回りの排水関係の場所は、暗くてじめじめしているので、そこから侵入してくる確率は高めなんじゃないかと思います。
念のために火バサミや冷凍系の殺虫剤を家に置いておくのも良いんじゃないでしょうか。
自宅にムカデが侵入していた時の参考にしてもらえれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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コメント
コメント一覧 (2)
さすがにこりて、干した布団は注意深くみるようになりました。さされると高熱が出ますし、小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭では特に注意がひつようです(; ・`д・´)
伏兎
がしました
布団は干しとくと付いちゃいますからねぇ(;・∀・)
刺されると下手したらアナフェラキシーショックを起こしてお亡くなりになる可能性もあるので、布団の取り込みには細心の注意が必要ですね(´-ω-)b
伏兎
がしました