秋は紅葉が美しい季節です。
紅に黄色、緑と、色とりどりに色付いた山の風景の美しさは、四季折々の季節感がある日本だからこそ特に美しいと感じてしまうんじゃないでしょうか(´∀`*)ウフフ

そんな日本の三大紅葉スポットと言えば京都の「嵐山」栃木の「日光」大分の「耶馬渓」が有名所です。
以前我が家では夏に、大分にある本耶馬溪の「青の洞門」に行った事があったんですが、その本耶馬溪の山の中腹にある『羅漢寺』というお寺にちょっと興味を持っていました。
実は、そのお寺は歩いて登ることが出来ますが、リフトを使って登頂する事ができるお寺なんですよ(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

しかも、お寺の姿は岩山や岩窟、森林に囲まれて神秘的で息を呑む程の光景。
そして、そこから見える景観はまさに絶景。

紅葉も素晴らしいという事なので、この日曜日に紅葉を見て自然風景に現実逃避をしたかったのと、リフトに乗ってみたかったので、日帰りで行ってきました。
帰りには、我が家の日帰り旅行ではいつも最寄りの行ったことのない温泉に寄って帰るので、今回は耶馬渓山移にある秘湯という呼び名が相応しい『とろろ乃湯』に寄って帰ってみました。



■羅漢寺とは?

場所はこちら。
大分県中津市本耶馬溪町の羅漢山中腹に位置する、645年に天竺(インド)の僧侶・法道仙人が開いたとされる霊窟(れいくつ)です。
山の中腹にあるので、歩いて登るリフトを使って登るかの2択で参拝することができます。

国の重要文化財に登録された日本三大羅漢像の1つ五百羅漢をはじめとした約3700体以上の石仏群や山の岩肌や洞窟内に埋め込まれるように建築された山門や本堂の姿は、そこだけ時間が止まっているかのような神秘的な光景を感じさせてくれます。
本堂から見える本耶馬渓周辺の景色も綺麗で、秋の紅葉の時期には色鮮やかな姿が楽しめるそうです。

境内には参拝者の願いが込められた「しゃもじ」が掲げられてあり、これは「願い事をすくう」とされています。

※羅漢寺を参拝するときは、次の3つのルールを厳守してください。
(1)厳粛に
(2)撮影禁止(本堂と山門前における人物の写った記念撮影は可)
(3)喫煙禁止


アクセス
  • JRからのアクセス
JR中津駅からバスで大交北部バス耶馬渓・日田方面行きに乗り、「中島」で下車して徒歩約20分
  • 車でのアクセス
九州自動車道「中津インターチェンジ」から国道212号線~500号線経由で約25分


駐車場
駐車場は羅漢山の入り口目の前にあって、無料で約100台ほど駐車することができるようになっています。

■お出かけ~道の駅耶馬トピアまで

『羅漢寺』に行こうというのは、前の日から決めていたので、私が朝9時に起きると我が家の長男と次男むっちりはお着替えを終えて既に準備万端状態Σ(°д°ノ)ノ
リフトに乗る話をしていたので、楽しみで楽しみでしょうがなかった模様です(* ´艸`)

嫁さんも早くから起きて洗濯をほぼすませてくれていたので、布団を上げてササッと準備して、出たのは10時ちょっと過ぎ。
いつも大分方面に行く時は私が運転するんですが、今回は嫁さんが新車を買ったばかりで長距離を走らせたいからと言うので、嫁さんの運転で向かいます。

天気は快晴。
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絶好のお出かけ日和です。
耶馬渓の紅葉と、羅漢寺のリフトを求めて、いざ出発です(๑•̀ㅂ•́)و✧


ラ・ムーの100円たこ焼き
我が家を出て1時間ほど走り、途中休憩のために「ラ・ムー」というスーパーマーケットに立ち寄りました。

これまでの大分方面の旅行でもたまにここに休憩で寄るんですが、お店の外に併設されているたこ焼き屋さん「PAKUPAKU」が前から気になっていました。
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休憩がてら小腹も空いたので買いに行ってみると、たこ焼き100円という有り得ない価格構成Σ(°д°ノ)ノ
どんな物かと買ってみると、
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これで100円とか凄くないですか∑(°口°๑)
大きさがどれほどか分かりづらいかもしれないので、むっちりのお顔と比較してみても普通にそこらへんで売ってある350円くらいのたこ焼きと遜色ないほどの大きさです。
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むっちり微妙ににや~っとした顔をしていますね(´∀`*)ウフフ
んで、食べてみるとふわふわで、中にはタコもしっかり「ここにいるぜ」と言わんばかりに大きめに入っているので再び驚きですΣ(°д°ノ)ノ

カツオ節もしっかり振りかけられてたこ焼きの上で踊っているほど‹‹\(´ω` )/›› ‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››。
これで100円とかどれだけ価格破壊なんでしょうかww

調べてみると、ラ・ムーは岡山県倉敷市に本社を構える大黒天物産が経営しているスーパーマーケットで、外に併設されている「PAKUPAKU」も一緒に経営しているそうです。
岡山県周辺の広島・四国には店舗があるんですが、山口は無しで福岡にも店舗を広げているみたいで、お店がある地域では大人気の100円たこ焼きらしいです。

2パック最初に買ったんですが、安くてしかも美味しかったので、ついついもう1パック買いに走ってしまいました。
これは今後大分方面に遊びに行く時の楽しみが増えました。


道の駅耶馬トピア
我が家を出て、途中ラ・ムーでたこ焼き休憩を楽しみ、耶馬渓に着いたのは13時前。
時期が時期なので、混んでいるかと心配したんですが、それほど車はいない感じです。

そして、紅葉の具合はどうだったかというと、紅葉になっているのはチラホラで、少し見に来るには早かったようです(´▽`;) '`'`
だからまだ車がそんなに多くなかったんですね。

せっかく来たので、前回青の洞門に行った時には寄らなかった『道の駅耶馬トピア』に寄ってみました。
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青の洞門から車で約2分の所にある道の駅で、木々に囲まれていて自然豊かな道の駅です。
駐車場は広めで、駐車場前には物産館と耶馬渓そばが食べれる立ち食いそばのお店。
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駐車場の奥には、食事とそば打ち体験ができるレストランや耶馬渓風物館があるようで、せっかくなのでちょっと奥までお散歩してみました。
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車に乗りっぱなしだったので、長男とむっちりは大はしゃぎ中。
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耶馬トピアも本耶馬渓の紅葉スポットの1つで、紅葉が見頃の時期だとこの道も鮮やかでかなり美しくなるそうです。
んで、一番奥に行くと橋があったので渡ってみる事に。
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そこから見える山から流れる山国川の景色とせせらぎに癒されます(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )
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お昼時の到着だったので、昼ごはんに耶馬渓そばを食べようとレストランに行くと長蛇の列。
なので、駐車場に隣接してある立ち食いそばで食べる事にしてみました。
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かけそばを2つ注文。よく見ると立ち食いじゃなくカウンター座りそばですね( ´∀`)ハハハ
店外にも座って食べるスペースがあるので、我が家はそちらでそば待ち中です。
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そして、やってきた耶馬渓そばがこちら。
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だし汁はあっさり目で優しいカツオと醤油の風味。
そばは、細いのにしっかりした歯ごたえを持つコシの強いそばで、香りも風味もだし汁ととっても合って最高でした♪

聞いてみると、レストランと立ち食いそばのお店は経営は一緒だそうで、わざわざレストランで待たなくても注文すればすぐに出てくる立ち食いで食べるのが正解っぽいです(´▽`;) '`'` 

■羅漢寺へ

耶馬トピアでそばを堪能して、お次に目指すは本日の目的地『羅漢寺』
羅漢寺は耶馬トピアから車で15分くらいのところにあります。

14時半くらいに到着すると、車は結構停まっていたんですが、ちょうど出る車があったので運よく停めることができましたヾ(*´∀`*)ノ
記念に入り口で子ども達をパシャリ! Σpω・´)
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入り口の階段を上がると、歩いて羅漢寺まで行く一般参道とリフト乗り場へ行く道に分かれてきます。
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我が家の目的はリフト乗り場なので、ここを左に曲がり、先に進むと青の洞門を掘った禅海和尚の遺品を納めてある禅海堂が見えてきます。
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そしてこの横に細いリフトへの道があるので、そちらの方へ。
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すると機械音とともにリフト乗り場が見えてきました。
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大興奮で走り出す我が家の長男とむっちり。
テンションが上がり過ぎてそのまま突っ込んでいきそうだったので、慌てて嫁さんが追いかけていっています。

リフトの料金は、羅漢寺駅までの往復大人700円、小人(6歳~小学6年生まで)350円。片道は大人500円、小人250円。
山頂駅(途中羅漢寺駅で下車)までは往復で大人800円、小人400円となっています。

我が家はせっかく来たので羅漢寺までリフトで乗って、帰りは一般参道から歩いて降りて帰ろうと思い、片道で乗ってみる事にしました。
リフトは一人乗りなので、むっちりは嫁さんが抱っこして、長男は私と一緒。
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乗るのが結構スリリング(; ・`д・´)
そして、子ども達のテンションの上がりようは凄かったです。

けどその気持ちは親も一緒。
まるで空中散歩をしているかのようで、親もテンション上がっちゃいます(๑´ω`๑)/
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ここは紅葉していたらかなり綺麗なはずです。
リフトに乗りながら紅葉の景色を楽しむなんて贅沢なひと時だったでしょうね。

約3分くらいリフトで空中散歩を楽しみ、羅漢寺駅に到着。
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長男とむっちりはリフトの興奮冷めやらぬでした(´∀`*)ウフフ
駅から降りると、道はきれいに整備されていて落ちないように手すり付き。
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ですが、途中からは手すりがなくなり、ここから先は山門と本堂以外は撮影禁止です。
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手すりがあったりなかったりなので撮影に夢中になって落ちないようにと、聖域だからでしょうね。
山の岩肌に沿って作られている道からの景色を楽しみながら進んでいくと、山門が目の前に現れました。
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まるで岩肌と一体化しているかのように建てられているその姿がなんとも不思議な光景です。
この山門を抜けると参拝者が願いを込めたしゃもじと五百羅漢像が安置されている「無漏窟」という岩屋が見えてきます。

中に入るとずらりと並んだ羅漢像。
ひんやりとした岩屋の雰囲気と、500体の羅漢像の姿は、外とはまた違った空気を感じる静謐(せいひつ)とした場所でした。

最近もやもやしていたんですが、ここに来てこの空間に立っていると、なにかスーッと気持ちが楽になったような清々しい不思議な感覚を覚えました。
子ども達にとっては特に何も感じなかったようで、親はもうちょっとゆっくり見たかったんですが、早く先に行こうと急かされたので本堂の方へ向かいます。

本堂はというと、こちらはもうなんか凄いの一言です。
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岩のトンネルの先に本堂が建っているんですが、階段を上がるほどに見えてくるその荘厳さに息をのむほど。
岩窟と一体化しているような建て方をしてあるので、自然物と人工物が織りなす幻想的な雰囲気に圧倒されます。

本堂の前には耶馬渓の風景を一望できる場所もあるので、そこからの景色も最高でした。
羅漢寺の清浄な空気と景色を満喫し楽しんだので、後は歩いて降りて帰っていきます。

ですが、リフトからの道から本堂までの間で、どう考えても下に降っていくような道がなかったような気がするんですよね(;'∀')
一体どこから降りればいいんだろうかと探していると、山門の手前に手すり無しな急な階段を発見しました。

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どうやらここを降りていくみたいですね。
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しかし、階段の先を見てもいまいち先が見えないという事に、一抹の不安が隠せません(´▽`;) '`'` 
とりあえず長男とむっちりが落ちないように気を付けて急な階段を降りて行ってみます。
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本当に手すりも何もないのでかなりデンジャー。
しかも、階段には苔がびっしりなので、滑る恐れもありです。

降りても降りても続く階段。
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我が家以外は降りてくる参拝客はおらず、上がってくる参拝客も皆無です。
道を間違えたかと不安だけが募ります(;´・ω・)

降りだして10分ほど降り続けるとようやく一般参道の入口である仁王門が見えてきました(*´∀`*)ホッ-3
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そりゃあこれだけ階段が多くて坂も急だとリフトで往復しちゃいますね(´▽`;) '`'`
ですが、途中途中には石仏が所々に点在してあるので、自然の風景と石仏を見ながら行けるのは一般参道だけの楽しみかもしれないですね。

そして、仁王門に到着。
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楓の木が左右にあるので、ここも紅葉すると見事でしょうね。
あとは軽い坂道を降りて駐車場へ向かっていきます。
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途中から青の洞門にも行ける道があるみたいですね。
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体力と元気があれば本耶馬溪の観光スポットを歩いて回るのも楽しそうですね。


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■秘湯『とろろ乃湯』

羅漢寺から下山して、今回立ち寄った温泉は『とろろ乃湯』。
羅漢寺から近い温泉はないかと調べてみると、車で約20分の所にあるので行ってみる事にしました。
これがなかなかの奥深い山の中(;´д`)

近付けば近付くほど道が細くなり、最終的には1台ぎりぎり通れるくらいの道幅(´▽`;) '`'`
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前から車が来たら絶対に離合できないレベルです。
ファミリーカーだと横の獣避けの柵に擦りそうですね。

到着してみると温泉施設だけで、見事に何も無し。
しかも、道の終わり=とろろ乃湯なので、温泉に行くためだけの道だったりします。

着いてみると、それなりに車があって、意外と温泉を求めて皆さんここまで来るんですね。
こちらが『とろろ乃湯』。森の中にポツンと一軒あるので隠れ里のよう。
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炭火焼きの良い香りが香っていて、温泉だけじゃなく食事もできるようになっているみたいです。
入浴料は大人400円、子供(小学生)200円と、おんせん県大分ならではの安め設定がありがたいですね。

温泉は受付とは別館にあるのでそちらに移動。
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入口はこんな感じ。
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我が家が行った時間は、15時半と早い時間だったので、ほぼ貸切状態でした。
女湯には誰もいなかったそうです。

なので、嫁さんがコソッと中を撮影。
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泉質はpH8.6のアルカリ性単純泉
内風呂は大浴場、外風呂には露天風呂と水風呂の五右衛門風呂。

男湯も造りは同じでした。
今回、珍しくむっちりが「お父さんと入りたい」と言い出したので、私と長男、むっちりの3人で温泉へ。

むっちりが暴走して大変かと思ったらテンションは高かったですが、お兄ちゃんと一緒にゆったり温泉を満喫してくれてました。
これなら今後私が2人を見ながら温泉に入れるのも大丈夫そうですね(o-´ω`-)ウムウム

内風呂は42℃くらいと子どもには少し高めな温度。
熱いのが好きな私にはちょうど良い気持ちよさ。

そして、露天風呂は38℃くらいと少しぬるめ。
ですが、天気の良い暖かい日だったので、少し涼しさを含んだ風に当たりながら入る露天風呂は最高でした。

山の風景が露天風呂から見えるので、紅葉の良い時期だとここも素晴らしかったでしょうね。
むっちりと長男は水風呂の五右衛門風呂が気に入ったみたいで、水風呂→露天風呂→水風呂→露天風呂と、我が家以外いないことをいい事に楽しんでいました。

温泉は、泉質はアルカリ性なので、ヌルッとした肌触りかと思ったら普通な肌触り。
ですが、温泉から上がった後、自分の肌を触るとツルツルでしっとり肌。

体もポカポカしてほんのり汗がにじむ感じで、とてもいい泉質を持った温泉だと感じました。
かなり奥深い山にあるので、ある意味秘湯と言ってもいいんじゃないでしょうか。

この秘湯、行くまでは本当にこの道大丈夫か?と不安になるんですが、辿り着くとその泉質は浸かる価値ありです。
お食事も炭火焼きを楽しめ、ジビエのしか刺しなんかもあるので、そちらも気になるところです。

今度また行く時は温泉だけじゃなく食事も楽しんで帰りたいですね。




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■帰宅

とろろ乃湯で温泉を楽しみ、後は道の駅中津に立ち寄ってご飯を食べてゆっくり帰宅しました。
紅葉はまだ時期が早かったので、耶馬渓の三大紅葉姿を見ることはできなかったのは残念でしたが、食に風景に温泉に満喫できた日帰り旅行でした。

特に羅漢寺のリフトと500体の羅漢像、岩肌と一体化した山門と本堂は見応え抜群で、また日を改めてもう1度行きたいくらいでした。
心が疲れて荒んでいる時こそ、この場所は癒しと浄化に最適なパワースポットだと思います。

足腰に自信があるなら一般参拝道から歩いて羅漢寺まで参拝するのも浄化力大なので、オススメですΣd( ・`ω・´)
そして、今回寄ったとろろ乃湯は山の中にポツンな場所にあるので行くに勇気がいりますが、秘湯で名湯だと私は太鼓判を押させていただきます(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

アルカリ性単純泉なので、お肌ツルツルしっとりなのが最高でした。
炭火焼きの料理もあるのがまたいいですね。

これはこちらもまた日を改めて行ってみたいと思います。
耶馬渓の紅葉は、11月の半ばくらいが見頃だと思うので、行く予定がある人は是非とも羅漢寺ととろろ乃湯も立ち寄ってみてほしいです。

耶馬渓へのお出かけに、参考にしてもらえれば嬉しいです。


最後まで長々と書いしまった我が家の日帰り旅行記事を読んでいただき、誠にありがとうございました。

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