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庭がある家にとって、雑草との戦いは逃れられない宿命のようなものです。
雑草との戦いは、抜いても抜いても何度も蘇るゾンビとの戦いのように、終わりのない戦いへとなっていきます。

そんな終わることのない雑草との戦いで、もし時間とやる気があるなら雑草が生えづらいように、防草対策を施した庭造りをしてみるのは如何でしょうか?
そんな時に最適なのが『真砂土』という黄色の土。

今回は、その『真砂土』が庭造りに最適な理由と3年前に真砂土を使って庭造りをした我が家を例に、その効果を紹介していきたいと思います。



■真砂土とは

真砂土は、火成岩の一種の花崗岩(御影石)が風化してできた砂状の土壌の事を指します。
「マサツチ」と読みそうですが、一般的な読み方としては「マサド」が正解。

弱酸性の性質を持つ土で、土の栄養分は少なく、長石・石英・雲母と呼ばれる鉱物の結晶によって作られています。
水を吸うと保水性があるので泥のように固まって、乾燥するとばらけやすいという特徴を持っています。

雨が降ったり水をかけてやると、土が引き締まって整地されていくので、公園や学校のグラウンド、家周りによく使われていたりします。

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■真砂土が庭造りな最適な理由

見た目が良くなる
庭造りを考える上で、大事なのは庭の見た目。
黒っぽい土の庭や砂利ばかりの庭だと見た目が悪すぎますよね。

その点真砂土は黄色の土なので、敷き詰めれば見た目は綺麗。
しかも、水を撒いておくと土が締まって整地されていくので、土の見た目だけじゃなく庭の景観も良くなるから一石二鳥です。


土の栄養が少ない
真砂土は花崗岩が風化して出来た土なので栄養があまりありません。
雑草が生えるためにも土の栄養は必要不可欠。

なので、真砂土を庭に使うと雑草を生えづらくさせることが可能なんです。
雑草がよく生えていた庭でも、真砂土を5cm以上の厚さで敷き詰めて撒く事で、下の土から雑草が突き抜けて生えてこれなくさせる効果を持っています。

土に栄養が無くて雑草が生えづらく、しかも5cm以上撒いておけば下の土に生えていた雑草も生えてこれなくさせるので、真砂土は防草効果が高い土なんですΣd( ・`ω・´)


家庭菜園や花壇の土作りにも使える
真砂土は、単体だと栄養が無い土ですが、これに肥料や培養土を混ぜると、保水性のある植物を育てるのに適した土を作ることができます。
庭で家庭菜園や花壇を造る場合にも適しています。


コケても怪我しづらい
子供がいる家庭だと、庭は子供にとっての遊び場です。
走り回ってコケて怪我をするというのは良くあること。

コンクリートやゴツゴツした石が多い庭だと、コンクリートの固い地面や石の角に当たって大きな怪我をしてしまいます。
真砂土の場合は、土がクッションになってくれるので、大きなケガをしづらくしてくれます。


値段が安い
真砂土の値段は20キロで約250~350円くらい。
なので結構お求めやすいお値段になっています。

庭造りとなると、かなりの量の土を買わないといけないので、値段が安い真砂土は特に使いやすい土だと言えます。


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■真砂土の購入方法

真砂土を購入するには3つの方法があります。

ホームセンターで購入
まず1つ目はホームセンターで購入する方法。
私の家の近くにあるホームセンターでは、土嚢袋に入った20kgの真砂土が5袋まとめ買いで、1つ300円くらいで売ってありました。

ただ、ホームセンターで買う場合は、持って帰ることを考えないといけないので、一度にたくさん購入して持って帰るというのは難しいかもしれません。


ネットで購入
2つ目はネット通販で購入する方法。ネット注文で、大量に注文して家まで持ってきてくれるので、持って帰らないといけない心配がないのはとても楽なところ。
ですが、真砂土の物がいいのか、ネット通販の真砂土は20㎏1つが1400~2500円台と結構お高めです。


業者で購入
3つ目の方法は、業者に注文して持ってきてもらう方法。
真砂土が取れる真砂山を持っている業者だと、トラック単位で真砂土を注文して持ってきてくれる場合があります。

我が家は、家から近い場所に真砂山を持つ業者がいたので、2tトラックで約6000円くらいの値段で家まで届けてもらえました。
計算すると2tの真砂土が6000円なので、20㎏60円の計算になりますね。

今考えるとかなりの安さです(; ・`д・´)
真砂土を広範囲の庭に撒いて使うというなら断然真砂土業者を探して持ってきてもらうのが1番コスパとしても安く、家までの持ち運びも頼めるので、1番いい方法なんじゃないかと思います。



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■真砂土を使った我が家の庭

我が家の庭は、3年前に真砂土を使って防草を兼ねた庭造りをしています。
これが引越し当時のお庭の姿。
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家の前側は新築で綺麗なのに、裏の庭に回ると雑草ジャングルの状態。
これで引渡しをしてきた建築会社に軽く殺意をおぼえたのは懐かしい思い出です(҂ ー̀дー́ )、ペッ

さすがにジャングルのまま暮らすのは嫌なので、直ぐに草抜きをして雑草が無くなった庭がこちら。
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雑草が無くなって庭らしくはなったんですが、前は畑だったらしく土が黒色の庭になっていました。
これでも悪くは無いんですが、畑の土なせいか雑草の生え具合は2週間ほどおいていたら緑一面な庭になるほどでした。

そこで我が家では、黒い土の上にまずは防草シートを敷いて、その上に真砂土を撒いた防草対策を兼ねた庭造りをしてみる事にしました。
その時にした方法は以前紹介したので、やり方やどのくらいお金がかかったのか気になる人はこちらをお読みください。
業者に頼んで2tトラックで持ってきてもらった真砂土の山。
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2tは結構な量で場所を取るので、頼む時は置いてもらうスペースを確保しておかないといけません。
下にブルーシートを敷いておくと下が汚れないので、ブルーシートを買っておくと便利ですよ。

んで、約10㎝くらいの厚さになるように真砂土を庭全体に撒いて、綺麗に土が締まって整地されるように転圧作業をするとこうなります。
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転圧作業をしておくと綺麗に整地されるので、その必要性とやり方について知りたい人は、こちらを参考にしてください↓。
真砂土を撒いたときは茶色のお庭なんですが、時間が経つほどに色が落ち着いてきて、公園や学校のグランドのような黄色くて見た目綺麗な庭が完成します(๑•̀ㅂ•́)و✧
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これは真砂土を撒いて約3か月後の庭ですね。
その間も1週間に1回30分程度草取りをしていますが、ほぼ生えてくる雑草は無しヾ(*´∀`*)ノ

ただ、恐ろしく生命力の強いスギナに関しては、防草シートの装甲を突き破り、真砂土10㎝の壁さえも突き抜けて生えてきたのでビビりました(´▽`;) '`'` 
さすが、雑草の王様と呼び声高い地獄からの使者スギナ(別名:地獄草)です。

それから3年…現在のお庭はどうなっているのかというとこんな感じ。
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ところどころ雑草は生えてきていますが、1週間に1回1時間くらいの草取りで、充分この庭を維持できています。
いつの間にかスギナも抜き続けるといなくなっていました。

撒いた真砂土に培養土を混ぜて家庭菜園も作れるので、野菜作りも庭で楽しんでいます。
子供達もしっかりとした真砂土の地面なので、走り回ったりして、コケても泣かずによく遊んでくれています。

草取りはしないといけないんですが、3年経っても雑草の生え具合はかなり抑えられているし、家庭菜園や庭としての見た目もいいので、真砂土は庭造りの土として使うのに効果的な土だと言えます。






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■まとめ

真砂土は、値段が安くて大量に買いやすいので、使い勝手のいい土です。
土の色は黄色なので見た目も綺麗ですし、栄養も少ないから雑草の生え具合も抑えてくれるから庭造りにはちょうどいい土だと思います。

我が家は3年経ちましたが、いまだそこまで雑草に悩まされていませんし、見た目も気に入っているし、家庭菜園にも使えているので満足しています。
購入するには3つの方法がありますが、広範囲の庭に真砂土を撒くなら業者に頼んで持ってきてもらうのが一番いい方法だと思うので、やる気と時間があるなら真砂山を持つ業者を調べてやってみてください。

自宅の庭の雑草に悩まされている人や庭造りにどんな土を使おうか悩んでいる人は、参考にしてもらえれば嬉しいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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