定期的に庭の草取りをしていると、今までは見たことがなかったのに、今年は妙にたくさん生えているのが目に付く雑草に出会うことがあります。
我が家もそんな雑草がひと草(´▽`;) 

それがこいつです。
image
ピンク色の茎に、葉は対称的に生えて濃い緑色。
地面を這うように伸びていき、抜いてみるとこんな感じ。
image
駐車場や公園とかで見かけることがあると思うんですが、この雑草の名前は『コニシキソウ』と言います。
昨年まではいなかったんですが、今年は春辺りくらいから庭の左の壁付近に生え始め、抜いても抜いても1週間ほど経てばまた伸びているという攻防を、我が家はこいつと半年くらい続けてきました。

あれだけ抜いたのに、いまだに生え続けてくるコニシキソウ。
さすが某元相撲力士に縁のありそうな粘り強い感じのする名前なだけあります。

我が家とコニシキソウの取組が来年まで持ち越す長い付き合いになりそうな嫌な予感がしてきたので、どんな雑草なのかと相撲に関係があるのか、あと駆除について調べてみました。





■コニシキソウとは?

コニシキソウは、トウダイグサ科の一年草の雑草で、北アメリカ原産の帰化植物です。
漢字で書くと「小錦草」で、元相撲力士のKONISHIKI(六代目小錦八十吉)と縁がありそうに思えるんですが、同じ種類の「オオニシキソウ」や「ニシキソウ」よりも小さいので、ただコニシキソウという名前になっただけだそうです。

抜く時はしっかり深く根が張って簡単には抜けづらく、生命力は根が少し残れば再び蘇るほど。
その粘り強さと力強い生命力は、相撲力士と通ずるものがありそうなんですが、相撲界とは全く関係のない雑草のようです。

名付けにちょっと面白エピソードがあるんじゃないかと期待したんですが、何もなかったです(ノД`)シクシク


コニシキソウの分布
日本全国に分布。
日当たりがいい場所を好み、空き地や庭、道端、アスファルトの隙間、畑などによく生えています。


生育時期
生育時期は3月~11月まで。
7月から10月にかけて葉の脇に暗紅色の花を多数つけます。

花をつけたあとは種ができ、それが落ちてまた芽が出るので、気付かないうちに繁殖して一面KONISIKIになってしまうことも多いようです。
しかも、種は風に飛ばされやすく、以前は生えていなかったのにどこからか飛ばされてきて自宅の庭で一大勢力を築き上げてしまっていることもあります。

11月を過ぎて気温が下がってくると枯れていなくなるんですが、種の状態で越冬をして再び春に芽吹くので、かなり厄介な雑草なんですよね、こいつ(ヽ´ω`)ハァ…


豆知識
このコニシキソウなんですが、茎部分を切ると白い液体が出てきます。
実はこれなんです。

皮膚に付くとかぶれたり、痛みが出たりすることがあり、誤って食べてしまうと嘔吐や腹痛、痙攣などを引き起こすので、くれぐれも白い液体が気になっても舐めてない・食べないようにしてください(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
特に子供がいる家庭やペットを飼っている場合、口に入れてしまう恐れがあるので、庭に生えてきているなら完全に抜いてしまうようにしてください。
目次にもどる

■駆除方法

頑張って草取り
コニシキソウは寒くなる11月くらいには枯れていくので、それまでは増えないように頑張って草取りをし続けます。
種ができる前に抜いてしまっていれば、次の年の春になっても生えてこなくなるかもしれません。

頑張って抜く場合、根を残すと蘇ってくるので、しっかり根まで抜くようにすることと、茎から出る白い液体に触らないようにするために、ゴム手袋を装着して抜くようにしてください。


除草剤を使う
コニシキソウの駆除で一番効率と効果が高いのが除草剤
生命力が高く抜いても根が残ればまた生えてきてしまうので、根まで枯らすことが出来る除草剤はまさに効果てきめんなアイテムです。

この場合、2つのタイプの除草剤を使っていきます。
生長して地面を這うように伸びているコニシキソウに対しては、液体タイプの除草剤ラウンドアップマックスロードは、生長している雑草の葉っぱにちょっとでも付けばそこから浸透して根まで枯らすことが出来るので、特におススメです。
我が家でも何度か使っていますが、その効果は絶大で、確実に雑草を枯らせてくれます。

お次は種や生え始め・蘇り始めのコニシキソウに対して効果のある顆粒タイプの除草剤コニシキソウが生えていた周辺に撒くことで、種が発芽しないようにするのと、生え始めや蘇り始めのコニシキソウを弱らせ根から枯らすことが出来ます。
顆粒タイプの除草剤は撒いておくと3ヶ月くらいは他の雑草も生えづらくさせることが出来るので、草抜きをした後やコニシキソウが枯れる冬場に撒くのがいいでしょう。

この2つの除草剤を使うことで、生え始めや蘇り始めのコニシキソウを枯らし、来年も生えづらくさせることが来ます。
2つの除草剤の使い方と効果・気を付ける点については、以前にまとめた記事を書いているので、そちらを参考にしてください。




草焼きバーナー
草取りはあまりしたくないし、除草剤も使いたくない人は草焼きバーナーを使うのも一つの手です。高火力で焼くので、コニシキソウや土に落ちた種どちらにも効果があります。
ただ、使う場合は風向きや燃えやすいものが近くにないかなどに気を付けながら使わないといけないです。



目次にもどる

■我が家の場合

我が家のコニシキソウの生えている姿がこちら。
image
奥の壁付近に散りばめられたようにちょこちょこと生えてきています(ヽ´ω`)ハァ…
生えている場所から考えると、種が風で飛んできて壁に当たってその辺りに落ちて発芽した感じですね。

先週も目につくコニシキソウは抜いたんですが、それでも1週間くらいでしっかり確認できるくらいに生えてきています。
そんなコニシキソウに対して我が家がした方法は『頑張って抜く』(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ!

除草剤を使って根絶をしておきたいところなんですが、この生えてる真横に我が家の家庭菜園があるので、さすがに使えないんですよね(´▽`;) '`'` 
あと、個人的には草焼きバーナーを使ってみたかったんですが、お隣さんが何かとうるさい人なので刺激してトラブルになっても面倒だからと諦めました。

黙々と抜くこと30分。
image
細かく生えているので手間取りましたが、写真の一角部分だけでこんなにありました。
抜いた後はこんなにすっきり。
image
けどまたコニシキソウ生えてくるんだろうな(›´ω`‹ )
とりあえず我が家は、コニシキソウが枯れて無くなる11月くらいまでは周りの雑草と一緒に抜き続けて様子を見ていこうと思います。




目次にもどる

■まとめ

コニシキソウは、風に乗ってどこからともなく種が飛んできて、いつのまにか自宅の庭にたくさん増え、抜いても抜いても生えてきてしまう厄介な雑草です。
気付かないで放っておくと、根がしっかり土に張って抜きづらくなるし、7月から10月の時期になると種も落として一気に増えていってしまうので、それまでにどうにかしておくのが大事です。

駆除としては、除草剤が1番いい方法ですが、近くに植えている植物があったり、あまり使いたくない時は、我が家のようにこつこつと取って根絶を目指しましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ!
その場合は茎から出る白い液体に気を付けてやっていってください。

草焼きバーナーも効果があるので、選択肢の1つとして考えてみるのもいいと思います。
相撲界とは全く関係がないので、ちょっぴり残念なんですが、力士並に粘り強く生命力が強い雑草なので、コニシキソウは庭で見つけ次第駆除をしておくようにしましょう。

我が家も見える範囲は抜き続けて来年には生えないことを目指してやっていきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

目次にもどる

↓ポチっとしてもらえれば励みになります。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング