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急な腰痛に動けなくなったことはありませんか?
鍼灸師という仕事柄、多くのそういう患者さんを診てきました。

実際私自身も何度もなっているのでその辛さは痛いほど理解しています。
今回はぎっくり腰についての対処方法などを紹介します。

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■目次


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ぎっくり腰
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対処方法
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治る期間
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予防方法
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まとめ


■ぎっくり腰

急性腰痛の俗称です。
実際は『ぎっくり腰』なんて名前の病名はございません。

原因としては

・突然動いた時
・無理な姿勢で重いものを持った時
・いつもはやらない動きをした時


によく痛めることがあります。

種類も多種多様で痛めた場所によって傷病名が変わってきます。
すべてに関係しているのが『何かをしている時に突然痛くて動けなくなった』という事です。

実際なったことがある人は知っていると思います。あの痛み、あの辛さをorz
動くのも痛い、寝てても痛い、笑っても痛い、何よりトイレでお腹に力を入れるだけで激痛が出るのが私は辛かったです。
海外で『魔女の一撃』と呼ばれるだけあります。それほどに痛いんです。



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■対処方法

・横になる
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 腰を痛めた場合まずはそのまま横になりましょう。
 全体的に痛い場合はとりあえず寝れる方向に、左右どちらかが痛い場合は痛い方を上に横向きに寝てください。

・冷やす
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 痛みが出ている患部を冷やしてください。
 氷があれば袋に入れて、保冷剤なら布一枚巻いた上に置いて10分冷やしてください。

 痛めた腰に起こるのはまず炎症です。
 冷やすことによって炎症と痛みを抑える効果があります。

 たまに腰を痛めた時に温める人がいますが、ぎっくり腰の場合は逆効果です
 悪化させたいなら(∩´。•ω•)⊃ドゾー

・湿布を貼る
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湿布には炎症を抑え、痛みを鎮める効果があります。
温湿布と冷湿布がありますが今回は冷湿布を貼る方がいいでしょう。

・仕事を休む       
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 痛めた時が仕事場ならそのまま休ませてもらってください。
 自宅なら腰を痛めたので2~3日休ませてほしい旨を伝えるべきです。
 
 余程の仕事場じゃない限りはダメとは言わないはずです。
 無理して悪化して動けなくなるのと休んで仕事をできるようになるのとどっちがいいですか?

・そして病院へ
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 整形外科、整骨院、鍼灸院
に受診してください。
 病院に行かないでほっとけば治る( ;゚Д゚)y─┛~~と思っている人がいますが、治りますがかなり時間がかかります!!
       
 しかも何度も痛めやすくなるので気を付けてください。
 我慢する前に最寄りの治療機関に行ってください。

 初日に受診するのは整形外科に行かれるのがいいと思います。
 画像診断ができるので痛めた部位を特定できますし、痛み止めの薬を出してくれます。

 どうしても仕事をしないといけない場合は痛み止めの注射をしてくれるはずです。
 しかし痛み止めは痛みを止めるだけで治るわけではないことを頭に入れておいてください。
       
 2日目以降または初日に整形にいけない場合は整骨院、鍼灸院に行かれてください。
 初日でも対応はできますが痛みがひどいので痛めた部位を特定するのが困難です。
 最初は痛すぎてどの検査をしても痛みが出るので鑑別が難しいんです 。
       
 痛めた腰以外を弛めて腰に負担がかからないように治療をしていきます。
 2日目になると痛めた本人も痛めた部位が定まってくるので負傷部位に治療を行えるようになります。

 2日目以降は整形外科の場合、電気→痛み止めの注射または湿布を出してくれるだけで済むことが多いので整骨院や鍼灸院を受診することをおススメします。
 鍼灸治療や電気治療をした後マッサージ治療で痛めた部位を弛めてくれるので治りが早いです。

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■治る期間

ちゃんと治療した場合、約1週間で動くのは楽になります。       
ただし椎間板ヘルニアや圧迫骨折の場合は3ヶ月ほどかかりますのでご了承ください。

・1~3日目
 炎症は起こってから3日間は引かないのでかなり痛いです。
 お風呂でなく
シャワーで済ませてください。

 湿布を貼りましょう。
 湿布の効果は5時間なのでかぶれなければこまめに貼りかえてください。


 動くときもコルセットを持っていればコルセットを着用してください。
 負担を軽減してくれます。寝る時は絶対に除けてくださいね。
         
       
・4日目~5日目
 4日目以降からようやく少し起きたり動いたりが楽になっていきます。
 これは炎症が治まるからです。

 しかし痛めた部位周辺の筋肉が炎症がおこった場所を守ろうと固まっているのでまだ痛みが出ます。
 歩く時も腰が曲がった老人のように動くので背中や足も痛くなったりします。

 なのでこれからはお風呂でしっかり温めてください。
 固まった周辺の筋肉も柔らかくなるので治りが早くなっていきます。

 お風呂上りに上向きに寝て両膝を曲げ、それを左右に倒してストレッチするのも効果的です。

・6日目~7日目
 このくらいになると寝起きも動き始めも最初が痛いくらいで、動き出すと痛みが引いていきます。
 動き始めは筋肉と関節が固まってますが動き始めることで柔らかくなるからです。

 痛くないからと無理して動いたりすると再び痛めやすい時期なので用心してください!!
 再び痛めると治りが一気に悪くなるんで気を付けてくださいね

 かるくウォーキングで体を動かしたり、鉄棒にぶら下がって伸ばしてあげると治りが早くなっていきます。
 私も何度か腰が逝きましたが、ウォーキングをしてぶら下がりをすると劇的に動けるようになることが多いのでおススメです。

            
            
※コルセットはある程度痛みが引いてきたら除けて動くようにしてください。

     
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■予防方法

・運動とストレッチ
 日頃もできればウォーキングのような運動をしてあげると筋肉も柔らくなるので痛めずらいです。
 運動する前と後にストレッチをしっかりやることも忘れずに。

 腰を痛める人は決まって下半身が固 のでしっかり足のストレッチをしてください。


・重いものを持つときはしゃがんで持つ
 前かがみで持とうとすると逝きますよ。
 無理せず一度座ってから自分のほうに引き寄せて持ち上げるようにしてください。

       
・太らない
 太ると痛める確率が上がります。
 体重が腰に掛ける負担はそれほど大きいのです。
 ダイエットしなさいァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、


・腹筋を鍛える
 腰の筋肉とお腹の筋肉は密接に関係しています。
 腹筋が弱くなると腰の筋肉が強くなり痛めやすくなるので腹筋を鍛えると腰痛を予防できます。

 簡単なやり方は歌う事です。
 お腹から声を出すことで腹筋を鍛えることができます。


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■まとめ

いかがでしょうか。
私が仕事で患者さんに伝えてることをまとめてみましたが参考になればと思います。

ぎっくり腰になった時の知識に使っていただければ嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
             
           
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