子供が夜泣きやかんしゃくを起こす行動を『疳の虫が騒いでいる』という風に聞いたことはありませんか?
疳の虫とは赤ちゃんの異常行動を刺す俗称で、特に夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指します。
この症状に悩まされたお父さんお母さんは多いのではないでしょうか?
我が家の長男も大変でした・・・
夜寝かしても起きて泣き出して寝ませんし、抱っこしてもイヤイヤと暴れまわります。
なんで泣くのかわからんし、親も寝れないできつい日々がありました。二人とも仕事があったので毎日クタクタだったのを覚えています。
何よりも泣き続ける我が子を見るのが一番つらかったです。
今回は我が家が大変だった夜泣き・疳の虫の症状と原因、我が家で行った対処方法をまとめていこうと思います。
ちなみに今のところ次男のむっちり容疑者は全く夜泣きも疳の虫もありません。
むしろ一度寝たら朝までぐっすりコースの優良男児でございます。長男と次男でここまで違うのかと驚かされています。親としては楽だからいいんですけどね(´∀`*)ウフフ
なぜむっちり容疑者なのか知りたければこちらをどうぞ
・携帯の充電器を壊す0歳の息子
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■疳の虫とは?
6ヶ月から2歳までの子供で夜泣きやかんしゃく、キーキーわめく、かみつく、落ち着きがない、ひきつけを起こすなどをまとめて疳の虫と言います。疳の虫とは言いますが虫なんていませんから安心してください。昔はお腹の中に虫がいてそれが悪さをしているからと考えられていました。
なので昔は神社やお寺などで祈祷をしてもらい『虫封じ』をすることで治療していたそうです。現代も『虫封じ』をしている神社やお寺はあるみたいです。
夜泣き・疳の虫は病気ではありません。多感な赤ちゃんの時期に引き起こる一種の通過儀礼とも言えます。
なので殆どの子が3歳くらいまでに落ち着いていく傾向があります。
また、子供によっては現れない子もいるので現れない場合はラッキー☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイと思ってください。
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■夜泣き・疳の虫どうして起こるのか?
人見知り
特に生後6ヶ月から起こりやすいのは6ヶ月頃から親と他人を見分けることができる『人見知り』が始まるからです。見知らぬ人を怖がったり、お母さんやお父さんなど信頼している人が目の前からいなくなって、不安を感じやすくなり起きることがあります
親の感情を感じて
また、人見知りが始まることによって親の感情を察する力もついてきます。
特に親がイライラしていたりするとそれを敏感に察知し、疳の虫や夜泣きという症状が出やすいのではないかと思います。
我が家も今思い返せば長男の夜泣きがひどかった頃は家を建てるために大変な時期でした。
土地の問題に義親の問題、家の問題と二人で喧嘩が多い時期でした。詳しくは『家を建てるまでの我が家の住宅事情2』を読んでください。
特に長男は神経質な気質があるのでより一層、両親のイライラをその小さな体に感じていたんでしょう。
寝ているときの状況
6ヶ月から2歳までは特に多感な時期じゃないだろうかと私は思っています。寝ている近くで音が鳴ったり風が通ったりしても目が覚め、真っ暗な空間に気づき怖くなり泣いてしまうというのもあるのではないでしょうか。
子供は目が覚めると親を探します。我が家の長男は特にそうでした。親を見つけると安心してまた寝始めることが今だよくあります。いないと寝ぼけたまま探しに来ることがあり何度か音もなく後ろに立っててビックリしました。
寝る前に叱る
これは最近の我が家の事例です。疳の虫には関係ないですが夜泣きですね。
最近、夜に寝ないし、騒ぎまくったり『長男、こっち来て寝なさい』と呼んでも無視するのでイラッとして叱った時がありました。
そんな夜は寝ていてもいきなり泣き出します。寝ぼけながら怒られてる夢でも見ているんでしょうね。
脳は寝ているときに1日の記憶を整理します。その時に夢の中で1日のあった事などをもう一度見るそうです。
寝る前に叱ると叱られた記憶が鮮明なのでそれが出てきてしまうんでしょうね。
特にいつも叱るお母さんじゃ響きませんが、たまにいるお父さんが叱るとなかなか効くみたいです。
また、寝る前じゃなくてもこっぴどく叱られた日の夜は必ずと言っていいほど夜泣きがひどいです。まぁ・・・その都度叱りすぎた自分を後悔してしまうんですけどね(´;ω;`)
けど悪い事は悪いので叱るときは叱りますけどね。
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■夜泣き・疳の虫が出た時
抱っこしてあげる
疳の虫が騒いでいるような状態のときは、抱っこして優しく話しかけ、子供を落ち着かせるようにしてください。ちょっとした興奮状態に陥っているので、安心感を与えるような行動をすることが大切です。子供が欲しいのは親から自分への愛情です。それを感じることで落ち着いていくはずです。
夜泣きの場合も親は辛いですが、イライラせず抱っこして優しく寝かしつけてあげてください。
そして子供を抱っこしながら心を落ち着かせてください。かわいいわが子です、きっと出来るはずです!!
外に連れて出る
抱っこしても寝れず、ずーと泣き止まないで騒ぐ場合は外に連れて出て見て下さい。我が家の場合はアパートだったこともあり、泣き続けられると苦情が来そうだったので私が外に連れ出してました。夜中なので嫁さんにさせるわけにはいかないんですよ。
これが意外に効果ありなんですよ(´∀`*)ウフフ
外の静かな空気に触れるとなぜかすぐ寝るんです。
アパートの時は目の前にショピングモールがあったので深夜3時とか4時とかに抱っこしつつ子守歌を歌いながら寝かしつけてました。
深夜3時とかに子供抱っこして歌ってますから人に見られてたら『やばい人』と思われてたと思います。
小児鍼を試す
これは出た時ではなく、出る前にやった事です。小児鍼ってご存知でしょうか?
夜泣きや疳の虫を調べるときっと出てくるフレーズです。
鍼と書いていますが全く刺さない鍼を使って刺激を与えることで、子供の緊張を弛めたり体に適度な疲れを与えて疳の虫の症状を抑えたりぐっすり寝れるようにできます。
私は鍼灸師なので試しにやってみました。
当時のノートを見てみると約2日目から効果が出て1時間おきに起きて泣いてたのが4時間睡眠くらいになり、1週間後には朝まで寝てくれるようになっていました。
思った以上の効果が出てびっくりです。仕事場じゃあ小児鍼はしていないのでいい経験になりました。
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■家でできる小児鍼
その時にやった小児鍼のやり方を書いていこうと思います。参考にしてください。普通は私たちの場合ローラー鍼やイチョウ鍼という特殊な鍼を使っていきますが、こんなんなくても家にあるもんで十分できます。
用意するもの
・綺麗な歯ブラシ(硬さは普通)または
・スプーン
・親の手でもいいです
やり方
お風呂の前後30分は空けてやってください。出来ればオムツ一丁でやるのが一番いいです。子供の機嫌がいい時にやります。機嫌が悪い時は避けてください。やっている最中も嫌がるようならやめてください。そしてゆっくりのスピードでやっていってください。
①まずは腕からです。肩から手首まで上から下へ歯ブラシやスプーンで擦っていきます。
画像はローラー鍼ですが、こんな風に上から下へ、次は下から上に戻します。
これを腕の表裏3回やっていきます。
②足も同様に股からあ足首にかけて上から下、下から上と表裏3回ほどさすっていきます。子供が笑ったり喜んだりしているといい傾向です。
③お次は胸からお腹周りです。胸は鎖骨に沿ってさすっていきます。
お腹は臍を中心に時計回りにぐるぐると円を描きながら刺激を与えます。
④最後に背中です。抱っこするように持って背骨の横を首から腰までをしていきます。
※撮影協力 次男むっちり容疑者
全部で5分以内でやっていくようにしてください。あまり時間をかけすぎると刺激が強すぎて逆に寝なくなります。
道具を使った場合で全部書いてありますが、手で優しく撫でるようにやっても効果が出ます。
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■まとめ
小児鍼にしても抱っこするにしても親がするからこそ効果が出るのではないかと私は思っています。子供が一番安らげるのは親の腕の中です。
確かに夜泣きや疳の虫が出ると大変ですが、これもこの子の個性だと理解し、イライラせず優しく包み込んであげてください。
それが一番の特効薬だと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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