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夏場の草の伸び方は異常です。
こう暑いと草取りをやる気も起きないので、ある程度は伸びても放置してしまい気づけば雑草が茂ってしまってる状態になっているんじゃないでしょうか。

以前に書きましたが、我が家なんて家の建築中に庭を放置され、受け渡しの時はこんな感じでした。

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詳しい話は『自分でできる雑草対策』と『防草シートと真砂土で造る節約庭づくり まとめ』を読んで頂ければわかっていただけるはずです。

7月は雑草がない状態でしたが9月になると上のような状況です。
約2ヶ月放置するとここまでなるのです。この状態は極端すぎですけどね'`,、('∀`) '`,、

ここまではいかないにしてもだいぶ伸びてしまっているお庭は多いはずです。
そんな夏の暑い時期に伸びすぎた雑草をどうにかするならどんなやり方があるのか考えていこうと思います。
     
    

   



■夏に蔓延(はびこ)る雑草

夏場、特に蔓延る雑草を紹介します。
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※我が家の雑草全盛期を例に使用します。

赤いマルがセイタカアワダチソウ

黒いマルがエノコログサ
青い四角がクズ

この3種類が夏場に大量発生しやすい雑草です。

セイタカアワダチソウ
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線路の横や空き地などによく見れる多年草の雑草です。
根っこ深く、根が少しでも残るだけで再生する厄介な雑草です。

夏場はすくすくと育ち、人の背丈ほどの高さまで伸びます。
そしてこれが秋になると黄色の花をつけ花粉をまき散らします。

アレルギーのある人には悪魔の雑草と言ってもいいでしょうね。

セイタカアワダチソウはアレロパシーという他の雑草の成長を抑える技を持っているちょっと面白い雑草です。
確かにセイタカアワダチソウだけでまとまって群生しているのをよく見ますね。


そういえばスギナはアレロパシーを持ってないはずなのに群生している気がします。
成長速度と再生速度が半端ないから他の雑草が割り込んで育つ場所がないんでしょうか。



エノコログサ
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空き地や庭に良く生えている1年草の雑草です。
エノコログサよりは猫じゃらしという名前のほうが有名なような気がします。

草丈は膝あたりの50㎝位になる雑草で、夏場に青々とした長い穂をつけます。
秋になるとこれが種になり、翌年には大量のエノコログサを量産する羽目になる恐ろしい雑草です。

どうでもいい知識ですが、粟の原種になので脱穀することで食用に転用できるみたいです。
わざわざする人はいないでしょうが、どんな味なのか興味はありますね。



クズ
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漢字で書くと葛で、つる性の多年草です。
秋になると写真のように紫の綺麗な花を咲かせます。

根は葛餅などの原料や漢方の葛根湯などにも使われますが、こいつは蔓延ると他の雑草より性質(たち)が悪いです。
根はなかなか深く横に地下茎を伸ばし、根が残っていれば再び再生していきます。

つるもフェンスなどに巻きつきかなりの長さ、高さになります。
電信柱に巻きついて電線までいっているクズのつるを見たこともあるほど貪欲に伸びていきます。



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■自力でやる場合

自力でする場合は熱中症や蚊、マダニに気を付けてください。
時間帯も夕方を避け、出来れば早朝からすることで蚊に襲われずにすむと思います。

自力でやる場合の服装
蚊やダニ対策のために厚手の長袖長ズボンを着用し、熱射病にならないために帽子を被りましょう。
草取り中に耳元に蚊が来ると一気にやる気が失せるので、対策としてタオルを頭から両耳のほうに垂らし、帽子で押さえましょう。

あと、首元は汗が出やすいので、首にタオルを巻いてやると日焼け対策と汗対策。そして虫対策にもなります。
足は普通の靴よりは長靴を履くと靴とズボンの間から虫が入ってこないように出来るので、マダニ対策になります。

手は軍手よりは園芸用のゴム手袋をおススメ。スコップやクワなどを持っても持ちやすく、しかも丈夫で、手が汚れないゴム手袋は草取りには一番大事な道具です。
100均で売ってある園芸用ゴム手袋も値段の割に丈夫で、使い勝手がいいので100均で買うのも有りだと思います。



根性と努力で抜いていく
我が家がしたやり方です。
我が家の場合は少し暑さが治まった10月くらいからだったので、どうにか草取りをすることが出来ました。

きっと夏場は暑さで、無理だったと思います。
ですが庭の広さがそこまで広くなく、人手があるのなら根性と努力で全部抜いていくことは可能だと思います。



草刈り機を使う
この炎天下に抜いていっても日が経つごとに新しい刺客たちが続々と生え伸びていきます。
そこで根ごと抜くのではなく、表面だけ刈って見栄えだけでも良くさせるために草刈り機を使うやり方があります。


とりあえず涼しくなって抜きやすくなるまでの応急処置みたいなものですね。



除草剤を使う
他に育てている木や植物がなく、小さな子供やペットがいない場合は除草剤を使うのもいいのではないでしょうか。

今は撒いても土に入ると無害になる除草剤が多いので撒くことは怖い事ではなくなってきました。
ですが毒は毒なので撒くときは体に付かないように気を付けましょう。

除草剤にも種類があり、伸びてしまった雑草に使うならラウンドアップなどの液体系除草剤が特に効きます。

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撒いてから2週間かかりますがだんだん枯れていきます。
ラウンドアップは根まで枯らすタイプなので、枯れた草は伸びることはなくなるはずです。


草刈り機と除草剤の合わせ技
草刈り機で刈ってもまた伸びる。除草剤を撒いても枯れた草の下からまた生えてきた。
そんな時は草刈り機をした後に除草剤を撒くやり方があります。

この場合、除草剤の顆粒系除草剤が効果があります。

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顆粒系除草剤は周辺の土に作用し半年くらい草を生えずらくさせてくれます。
もう何も植えないという気持ちがあるならこのやり方を使うのも有りだと思います。

   
我が家もコソッと裏に撒いてみましたが、そこだけ生えなくなり裏の家の壁隔てたお庭は雑草が青々と生えていました。

それから考えるに撒いたところだけに草が生えなくなり、近くても撒いてない場所には影響がないみたいです
これで枯れてたらもしかしたら近所トラブルに発展していたかもしれませんね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル     




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■頼む場合

    
専門の業者に頼む
暑すぎる夏に時間も余裕もない場合、草刈り専門の業者に頼むのも一つの手です。
この場合は、市役所などで業者を紹介してもらうか、自分でネットや電話帳で調べるやり方があります。

専門業者なので、アタリハズレはありますが、それなりの知識とノウハウを持ったプロなので、しっかり綺麗にしてくれるはずです。
しかもプロがやるので防草するためにはどんなことをしたらいいか聞けるかもしれません。



シルバー人材センターに頼む
シルバー人材センターとは仕事を退職した高齢者に仕事を斡旋するところです。
専門の業者に依頼するより安く草取りをやってもらえるかもしれません。

代金は時間給なので時間がかかればかかるほど高くなる計算になっています。

プロではないので、来る人によってはかなり雑だったり、無駄に時間がかかって業者に頼むのと変わらないくらいお金がかかることがあるみたいです。

当たり外れが激しいらしいですが当たりをひくと綺麗にしてくれて低予算で収まる場合があります。


   
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■自然に任せる

雑草は夏は生えまくりますが秋を過ぎ、冬になれば寒さで枯れていきます。
我が家のようにあそこまでなっていれば草取りをした方がいいですが、少し生えてるくらいならそのまま放置して自然に任せて枯れたところを抜くのもいいかもしれません。

雑草と共存して過ごすというのも自然的で季節折々を感じさせてくれるかもしれません。

むしろ生やしまくるのも何かメリットがあるかもしれませんよ( ̄ー ̄)ニヤリ


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■まとめ

いかがでしょうか。
もし夏場に生えすぎてしまった場合での対処法を考えれる範囲でまとめてみました。

まだまだ暑い日が続きますが、お庭の草取りの参考にしていただければと思います。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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