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団扇(うちわ)は手軽に涼をとれる昔からある生活の道具です

実家に住んでいた頃、私の部屋はエアコンがありませんでした。


パソコンが使用中に強制的に落ちるほどの暑い熱帯夜にエアコンや扇風機も無しで過ごせたのは団扇のおかげです。


団扇の見た目、あの使い勝手、どれをとっても素晴らしいと思いませんか( •̀∀•́ )✧

ですが最近、コンパクトで見た目も成金チックな扇子にその存在を脅かされつつあります。

団扇愛好家の私としては使っている人が減っていくことがとても悲しい事です・゜・(ノД`)・゜・               
なので扇子なんぞに負けないためにも団扇布教をしていきたいと思います。

団扇の魅力、団扇の知られざる便利性をご紹介していきます( •̀ω•́ )و






■団扇とは

団扇とは手で扇ぎ風を起こす道具の一種です。


昔の団扇は木製品で、大きく「あおぐ」ためよりは「はらう」「かざす」など儀式や縁起、祈願、軍配、行事、信仰、占いなどに使われていました。

形態や材質は時代によって変化してゆき、室町時代末、軽くて扇部がへたらない構造として、竹骨と和紙を素材とする現在の形になっていきます。

江戸時代になると一般大衆に普及し、町民文化が花開くとともに涼(りょう)や炊事、装いや流行、蛍や虫追いなど、さまざまな場面で利用されていきます。

昭和40年代以降、扇風機やクーラーの普及など、生活環境の著しい変化により実用面は縮小するものの、夏場を中心に涼をとる生活の道具、花火大会など日本の風情を楽しむおしゃれな小道具、炊事の道具、広告の媒体としての利用は今も盛んに使われています。

団扇と扇子の違い

普通は外見の違いで区別できます。

団扇は柄が細く風を送る部分が丸く広がっています。
扇子は折り畳みができ、広げると二枚貝の形のようになります。

耐久性、扇いだときの風の強さ共に団扇のほうが強く、扇子は壊れやすく風量も限られてきます。

昔の団扇は僧侶、文人、隠遁者に、扇子は公家・貴族を中心に使われた時代が多いです。
扇子はどちらかといえば身分の高い人が使っている場合が多く、団扇は身分の関係なく使われる庶民の道具でした。

現在は扇子は使う人たちが増えてきていますが、私の個人的な意見としては扇子でお高くとまった感じに扇いでいる人を見るとあまり好きなれません。

むしろ団扇で豪快に扇いで、汗をひかせようとしている人に『さすがわかってるね( ´∀`)bグッ!』とエールを送りたくなります。



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■団扇のいろいろな使い方

夏の暑さ対策に
団扇の一番の使いどころは夏です。
今はクーラーという文明の利器があります。

確かにクーラーは涼しくて快適に過ごせますが、極端に体を冷やし過ぎてしまう傾向があります。
そこでクーラーの温度を28℃設定し、それでも暑い場合は団扇を使ってみてはいかがでしょうか。

団扇はめんどいから扇風機を使うという人は扇風機も使い方次第では部分的に極端に体を冷やしやすいので気を付けてください。

ちなみに団扇の場合は極端に冷えることもありませんし、電気も使いませんよ(´∀`*)ウフフ



夏の虫対策
団扇の意外に知られてない使い方だろうと思います。
飛んでくる蚊や虫を扇いで外に出したり、触りたくない虫を風で吹き飛ばし追い出したりすることができます。

「うちわ」はそれを用いて害(ハエや蚊などの虫)を打ち払うことから「打つは」→「うちわ」となったのが一般的な説です。病魔などを撃ち払う魔除けの意味もあったとされているそうです。

なので昔からも虫を追い払うために使われていたそうです。



七輪やBBQの火起こし
七輪を使ったお庭BBQのやり方』で書いたように火起こしには団扇がとても役に立ちます。
扇子如きじゃ火なんて点きませんからね( •̀∀•́ )✧

風を送るあのパワフルさがいいですね。そして焼くときの匂いの向きも思い通りに向かわせることができます。

土用の丑の日に七輪でウナギのかば焼きを焼いているお店がありますが、横を通るとついつい匂いに引き寄せられて買ってしまいます。

商売にも団扇は大活躍です。



掃除にも活躍
テレビ台と壁の間、トイレの後ろ、冷蔵庫と壁の間など掃除機が入らない場所にも埃はたまっていきます。

そんな時に団扇があれば強めに扇いで風を送ることで埃を巻き上げて手前に埃を動かすことが出来たりします。

いわば簡易的なコンプレッサーみたいなものです。





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■団扇で赤ちゃんを泣き止まそう

ここからは番外編みたいな使い方です。

赤ちゃんが泣きだした時、酷い時は抱っこしても何しても泣き止まないことがあります。
そんな時は赤ちゃんの顔に風を当ててあげると驚いて泣き止んでくれたりします。

また、赤ちゃんと遊ぶ時も顔や体に団扇で風を当てるだけでも楽しそうに喜んでくれます。
むしろ団扇を奪いに来ますよ。


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我が家のむっちり容疑者なんて口を開けて風を感じて楽しんでます。
ついでにお風呂上りのクールダウンも兼ねることができます。


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■団扇で筋力トレーニング

団扇で筋力トレーニングができることを知っていますか。
肩のインナーマッスルの一つ
小円筋を鍛えることができます。

インナーマッスルとは深層筋という深い場所にある筋肉を指し、これを鍛えることで身体能力の向上が飛躍的に上がります。

インナーマッスルは鍛えずらく筋肉が付きずらかったりするので、団扇は肩関節周辺を鍛えたい人にはとても都合のいいものになります。



四十肩・五十肩の改善
四十肩・五十肩は病名ではなく、なぜかその年代に多いので、わかりやすくするために付いている俗称です。
この四十肩・五十肩は何で起こるのか未だ解明されていませんが、原因となっている筋肉は判明しています。

それが小円筋です。
この小円筋が異常に硬くなってしまうので肩を上げたりすることが出来なくなってきます。

なので団扇を扇ぐことで小円筋を刺激し、筋肉を鍛えることで四十肩・五十肩のリハビリになります。
暑い時期なら涼をとりながらリハビリもできるので一石二鳥です。



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■まとめ

どうでしょうか。扇子なんてお高くとまっているものよりも団扇はこんなにも利用価値があります。
なによりも1年を通して何かと使う事が出来るのも団扇のいいところだと思います。

この夏に団扇を手に入れた人は捨てずに是非ともいろんな用途に使っていただきたいです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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