体が痛くなった時に湿布を貼るのは大事なことです。
ですが単に湿布と言っても冷湿布と温湿布があり、いったいどっちを使えば悩むことがあるんじゃないですか?
私も仕事柄よく湿布を使うのですが、これに関しては毎度聞かれることが多いのです。
確かに2種類あるといったいどっちを使うのが良いんだろうと考えてしまいますね。
そこで、今回は冷湿布と温湿布の違いやどちらがいいのかについて紹介していこうと思います。
確かに2種類あるといったいどっちを使うのが良いんだろうと考えてしまいますね。
そこで、今回は冷湿布と温湿布の違いやどちらがいいのかについて紹介していこうと思います。
■湿布とは
湿布(しっぷ)はある程度の水分を含んだ布を意味し、主に物に効果を与えるために貼って用いる布の事を指します。
一般に液体の薬品を布に塗布されている消炎鎮痛効果を持つ医薬品の湿布を指すことが多いんですが湿布本来の意味はそれだけじゃなかったりします。
濡れたタオルを体に貼ることも湿布であるし、食品に湿度を与えるために貼ることも湿布、壁紙を剥がすために薬品を含んだ布を貼ることも湿布と呼びます。
どうです?湿布といっても言葉の意味は色々とあるんですよ。
医薬品としての湿布
医薬品の湿布は大別すると、温湿布と冷湿布の2種類に分けられます。
主に筋肉の緊張を和らげる目的で用いられる他、打ち身・ねんざなどの患部の炎症反応の治療のために使用される事が多いです。
水分が多いため肌への密着度が高く、薬効成分が効率的に体の皮膚から吸収され、粘着力もあるので貼ったままで動けるようになっています。
素材面からみると白くてブヨブヨした「パップ剤」とぺらっぺらな「テープ剤(さらに薄いものをプラスター剤と呼ぶ)」に分けられます。
一般的にパップ剤の方を湿布という事が多いんじゃないかと思います。
昔は馬肉が使われていた
昔は筋肉や関節の痛み、打ち身に対して馬肉のスライスがよく効いていたので、肌にダイレクトに馬肉を張り付けて痛みと炎症を取るやり方をしていました。ちなみに冷えた馬肉を患部の熱(炎症)を取るのに使用し、後は滋養強壮のためにその馬肉を食べて体力回復をさせたそうです。
あともう一つ、馬から取れる馬油は皮膚の保湿効果があるので、冬場の肌荒れ肌割れにとても効果があるんですよ。
妊婦さんや授乳中の人は使っちゃダメ!!
湿布剤を妊娠中や授乳中に使っちゃダメという事は知っていますか?詳しくは以前の記事に書いてあるので、そちらをご覧ください。
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■冷湿布と温湿布の違い
冷湿布と温湿布。この二つはどちらも消炎鎮痛効果を持ちます。
じゃあどこが違うのというと名前の通り冷たく感じるか温かく感じるかの違いです。
ここで重要なのは『感じる』というところです。
わかっている人が少ないんですが冷湿布だからってアイシングのように冷やす効果があるわけでもなく、温湿布だからといってホッカイロのように温めてくれる効果なんてないのです。
あって肌の温度を2度くらい変化させるくらいで、あとは湿布に入っている薬品の効果で、スーッと冷たく感じるかヒリヒリ温かく感じるかの違いなんです。
じゃあどこが違うのというと名前の通り冷たく感じるか温かく感じるかの違いです。
ここで重要なのは『感じる』というところです。
わかっている人が少ないんですが冷湿布だからってアイシングのように冷やす効果があるわけでもなく、温湿布だからといってホッカイロのように温めてくれる効果なんてないのです。
あって肌の温度を2度くらい変化させるくらいで、あとは湿布に入っている薬品の効果で、スーッと冷たく感じるかヒリヒリ温かく感じるかの違いなんです。
冷湿布
冷湿布は季節や痛めた部位に関係なく使える便利な湿布剤です。
特に筋肉痛や肩こりなど、急性の炎症を引き起こす痛みの緩和に効果的です。
貼ることで患部の冷感を刺激するメントール、ハッカ油が消炎鎮痛剤の他に含まれています。
これにより炎症して腫れぼったかった痛みを和らげてくれる効果があります。
冷湿布と同じで、消炎鎮痛剤が含まれていますが他に患部の血行を良くさせる効果がある唐辛子エキス(カプサイシン)が含まれています。
この唐辛子エキスは肌が弱い人は湿疹やかぶれを起こしやすくさせます。
そして温湿布を貼った人はお風呂に入る30分前には剥がして肌を休ませないとお風呂に入るだけで、ヒリヒリと貼っていたところが痛くなる副作用があります。
しかもこの温湿布は夏場など汗が出る時期に貼るととてもかぶれるという季節によっても使用を考えないといけない湿布剤です。
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特に筋肉痛や肩こりなど、急性の炎症を引き起こす痛みの緩和に効果的です。
貼ることで患部の冷感を刺激するメントール、ハッカ油が消炎鎮痛剤の他に含まれています。
これにより炎症して腫れぼったかった痛みを和らげてくれる効果があります。
温湿布
温湿布は色々と制限がかかる湿布剤です。冷湿布と同じで、消炎鎮痛剤が含まれていますが他に患部の血行を良くさせる効果がある唐辛子エキス(カプサイシン)が含まれています。
この唐辛子エキスは肌が弱い人は湿疹やかぶれを起こしやすくさせます。
そして温湿布を貼った人はお風呂に入る30分前には剥がして肌を休ませないとお風呂に入るだけで、ヒリヒリと貼っていたところが痛くなる副作用があります。
しかもこの温湿布は夏場など汗が出る時期に貼るととてもかぶれるという季節によっても使用を考えないといけない湿布剤です。
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■冷湿布と温湿布どっちがいい?
さて、では本題ともいえる冷湿布と温湿布はどっちがいいのかを書いていきます。
実際はですね。痛みがある場合はどちらを使おうが消炎鎮痛効果は期待できるので、どっちを使ってもいいんですよこれが。
ただ、温湿布に対しては好みの問題だと言えます。
私も仕事上湿布の説明と貼る場所を伝えることがありますが、どうしても温湿布じゃないと嫌だという人以外は冷湿布しか貼りません。
冬場、痛い場所の血行を良くさせたいからと温湿布を貼る位なら私は冷湿布を貼ってその上にホッカイロを貼ることを推奨します。
その方が湿布の消炎鎮痛効果も期待できるし何より血行と患部の温めもできるので一石二鳥でもあります。
上でも書いた通り温湿布は使える時期に制限がありますし副作用が多いので、急性期でも慢性期でも痛みに対しては冷湿布で対応していくのが一番効果があると思います。
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実際はですね。痛みがある場合はどちらを使おうが消炎鎮痛効果は期待できるので、どっちを使ってもいいんですよこれが。
ただ、温湿布に対しては好みの問題だと言えます。
私も仕事上湿布の説明と貼る場所を伝えることがありますが、どうしても温湿布じゃないと嫌だという人以外は冷湿布しか貼りません。
冬場、痛い場所の血行を良くさせたいからと温湿布を貼る位なら私は冷湿布を貼ってその上にホッカイロを貼ることを推奨します。
その方が湿布の消炎鎮痛効果も期待できるし何より血行と患部の温めもできるので一石二鳥でもあります。
上でも書いた通り温湿布は使える時期に制限がありますし副作用が多いので、急性期でも慢性期でも痛みに対しては冷湿布で対応していくのが一番効果があると思います。
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■モーラステープについて
ちょっと話が変わりますがモーラステープという湿布を聞いたことがないでしょうか?
肌色のペラペラなテープ型の湿布です。
これは整形外科を受診すると必ずと言っていいほど出てくる湿布です。
この湿布。紫外線に当たると貼っている肌をかぶれさせる恐ろしい副作用があるんですよ。
しかも剥がしてすぐでも紫外線に当たれば貼っていた形に真っ赤に腫れてかぶれてくるほどの代物です。
ただ、しっかり服で肌が隠れる部分にはこうなることはないから安心してください。
テープ型で、しっかり肌にくっつくので、動き回る人には適しているんですがそんな恐ろしい事もあるので、もし貼る時は場所に気を付けて貼ることを心がけてください。
効果のほどはハップ剤に比べて所詮ぺらっぺらなので、表面にしか効果がないと言われています。
動きやすさを取るか効果の強さを取るかはあなた次第です。
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肌色のペラペラなテープ型の湿布です。
これは整形外科を受診すると必ずと言っていいほど出てくる湿布です。
この湿布。紫外線に当たると貼っている肌をかぶれさせる恐ろしい副作用があるんですよ。
しかも剥がしてすぐでも紫外線に当たれば貼っていた形に真っ赤に腫れてかぶれてくるほどの代物です。
ただ、しっかり服で肌が隠れる部分にはこうなることはないから安心してください。
テープ型で、しっかり肌にくっつくので、動き回る人には適しているんですがそんな恐ろしい事もあるので、もし貼る時は場所に気を付けて貼ることを心がけてください。
効果のほどはハップ剤に比べて所詮ぺらっぺらなので、表面にしか効果がないと言われています。
動きやすさを取るか効果の強さを取るかはあなた次第です。
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■まとめ
痛めた時に湿布を貼るというのはその後の治り方も左右する大事なことです。
冷湿布と温湿布どちらも効果が同じですが、できれば冷湿布を使って治す方が痛みに対しても肌に対しても良いと思います。
そしてモーラステープに関しては肌が露出している場所には貼らないように心がけてください(゚д゚)/
体の痛みが出た場合の湿布選択の参考にしてもらえればうれしいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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冷湿布と温湿布どちらも効果が同じですが、できれば冷湿布を使って治す方が痛みに対しても肌に対しても良いと思います。
そしてモーラステープに関しては肌が露出している場所には貼らないように心がけてください(゚д゚)/
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