最近ではイクメンイクメンとお父さんが子育てに参加する家庭も増えてきています。
そしてそれに伴いお母さんだけでなく、お父さん自身も子育てや家庭に深く悩み、考え、葛藤しているのです。

ですが悲しい事にお母さんと子ども用の育児情報誌はあってもお父さんと子ども用の育児情報誌なんてないんです。


以前紹介した育児情報誌kodomoeもお母さんと子どもがメインに書かれていて切ない気持ちになりました
そして本屋に行くと自分の体験談を元にした育児エッセイ本をよく見かけます。
ですが、お母さん目線の育児エッセイ本ってよく見かけるんですが、お父さん目線の育児エッセイ本ってあまり見ないんですよね。
   
一番育児に携わって動いているのがお母さんだっていう事は分かっていますよ。
だけどお父さんだって育児について色々考え、悩んでいるんです・゜・(ノД`)・゜・

そんな悲しみに暮れる私が先日、何気なく本屋に立ち寄りました。
そこで私、衝撃(笑撃)のお父さん目線の子育てに対する育児エッセイ本を見つけました(・д・)/
絵本作家のヨシタケシンスケさんの描く育児イラストエッセイ本

『ヨチヨチ父 -とまどう日々-』

です!!
   
ああ、この絵本作家さんこんな本を出したんだと何気なくページを開き、4ページほど読んだところで買おう!!と即決して買っていしまいました。
もうね。この中にもう一人の私がいると言ってもいいほどに共感できる内容の数々。

読めば読むほど『そうそう、これこれあるある。うんうん、自分も』と納得してしまう育児中お父さんあるあるが目白押しです。
しかも本の表紙を見てもらえばわかりますがヨシタケシンスケさん独特の可愛らしいイラスト付きで、わかりやすく描かれています。

悩み、考え、葛藤している育児中のお父さんの家族と子どもへの想いがこの本に詰まっていると言っても過言ではないです。


今回はお父さんにとっては共感ができ、お母さんにとっては育児中のお父さんの気持ちがわかる説明書のようなこの素晴らしい本について紹介していこうと思います。


スポンサードリンク



■絵本作家ヨシタケシンスケさん

本屋さんの絵本のコーナーに行くと必ずと言っていいほどよく見かけるおもしろ可愛らしい子どものイラストが描かれた表紙の絵本があります。
私が良く見るのはこちら。



これを書かれているのが絵本作家でイラストレーター。2児の男の子のお父さんのヨシタケシンスケさんです。
この表紙の絵を見て手に取ったお父さんお母さんは多いのではないしょうか。

この2作品を私は読んだことがあるんですが、とても子どもの事をよく観察されていて納得させられるような子どもの考え方などが書かれています。
簡単に2作品を紹介すると



もうぬげない
小さな子どもではよくある自分で脱ごうとして頭が抜けない状況を、一瞬絶望を憶える子どもの心境と子ども目線のいっそこのままポジティブに生きていこうと考えるおもしろ思考を描かれています。
そして最後には驚きのオチも用意されている周到さです( •̀∀•́ )✧



りゆうがあるんです
『なんでこうしたの?』というような大人には理解が出来ない行動を子どもがどんなことを考えてしているのかが描かれています。
いや、これ結構あ~なるほどwwwと納得させられるような内容でした。


どちらも絵が可愛く、子どもや大人も楽しめてわかりやすい内容で描かれていているので、気になる!!と思われる人は本屋さんの絵本コーナーで中身を確認してみてください。
クスッと笑っちゃいますよ(´∀`*)ウフフ



 ▶目次にもどる

■ヨチヨチ父

そんなヨシタケシンスケさんが2人の息子の子育てをお父さん目線で、思い、感じたことが描かれているのが『ヨチヨチ父 -とまどう日々-』です。

表帯には『パパは共感。ママは落胆。ママっていつもイライラしているよね?パパって何か蚊帳の外だよね・・・?話題の絵本作家・ヨシタケシンスケが父になって分かった"トホホな真実"を描く初の育児エッセイ!』と紹介されています。
もとは『月刊 赤ちゃんとママ』誌に連載していたイラストエッセイに描きおろしを加えてまとめたものだそうです。

子どもが産まれて夫婦は初めて親になります。お母さんは子どもとの時間が長く、授乳に育児とスタスタ歩きで、母親としての自覚を持たなくてはいけません。
ではお父さんはどうでしょうか?

ほぼ毎日のように仕事。そして帰ってきても夜が遅い。休みの日くらいしか子どもと接する時間なんてないですよね。
そうなると子どもとの接し方や育児なんて本当にわかりません。やれおむつを替えろと言われてもあたふた。やれ子守をしてくれと言われてもたどたどしく子どもは嫌がって泣くばかり。

普段接してない分、戸惑いの日々です。言うなれば父親としての自覚はよくわからなくてヨチヨチ自覚なんですよ。
大人で親なのにヨチヨチ。この例えは言い得ていると思います。

だからこそヨシタケシンスケさんは子どもの小さい頃の子育て中の自分の事をヨチヨチ父と表現したんじゃないでしょうか。
そしてこれはほとんどのお父さんに当てはまる内容だと私は感じます。

初めて産まれた我が子に対してどう接し、どう抱っこすればいいのかわからない出産時のお父さん。
嫁さんの実家で居場所がなく気を使ってばかりだったのが子どもが産まれたおかげで、自分ではなく孫に目がいってくれるおかげでホッとしているお父さん。

子どものお世話をしても泣かれ、嫌がられ、たまにはお母さんとイチャイチャしたいのに頭ごなしに否定され拒否される可哀そうなお父さん。
父親として頑張っているのに報われないなんとも蚊帳の外のようなあの疎外感。

そんな育児や子ども、夫婦間についてのお父さんの気持ちを55の項目で、代弁してくれている1冊です。



スポンサードリンク


目次にもどる

■ちょっと中身紹介

少しだけ中身を紹介していきます。

同じでありたい
064
どの親御さんも自分の子どもに対して『こいつこのままで大丈夫か?』と悩むことがあると思います。
我が家も一緒一緒ww騒ぎまくるし、叱られてもすぐ忘れるし、やるなといってもすぐにやります。

子どもってこんなもんだと思っていてもたまに不安になります。そんな時一番うれしいのは子育て中の先輩たちからの『うちもそうだよ。普通普通』の一言です。
そして最後の4の『「みんなと同じであってほしい」「その上で、どこかすぐれていてほしい」。自分の事は棚に上げて、勝手なもんです。でも、親なんてそんなもんですよね・・・』。←まさに私がそんな風に思っていたりします。



パパの役目
061
これは嫁さんにこの本が私の取り扱い説明書だよと言って読んでもらったときに『こんなお父さんの考え方だったら良いよね』と言われた部分です。
うん、私はいつもこの気持ちで嫁さんにスイーツを買ってきたり、気がまぎれるようにスキンシップやマッサージ、そしてたまに嫌がらせ(子供とGのおもちゃ設置)をしているんですが気付かれていない事実に直面しました(;´∀`)

当たり前だからこそ分からなくなっていた思いというか想い。けど逆もしかりなんですよね。
よく考えてみると嫁さんも仕事を頑張る私のために毎日のお弁当に夕飯、そしてこのブログをする時間のために早めに寝かしつけ(でも寝てないけど)をしてくれている事にも当たり前だと思ってしまっている自分がいるわけです。

もう一度『オレがコイツと結婚したのは、こいつの笑顔が見たいためだ!』 を胸に己を見直さないといけないですね。

いつも何もしてくれない旦那とレッテルを貼る前にちょっと考えて見て下さい。
きっと愛するお母さんのためにお父さんは何かしらしてくれているはずです。



脇役感
066
これはどのお父さんも感じる辛い現実。子育てというか子どもにとってのメインはお母さんでサポートはお父さん。
家族のために子どものためにと頑張っていても最終的にはお母さん大好きお父さん普通というオチ。

おいで~と呼んで、そのまま素通りされお母さんに行くときのなんとも報われない感じとそのときの『えっ』という顔。
そしてお父さんと一緒に寝ようと言ってもお父さんは嫌!!お母さんがいい!!なんて悲しい言葉を投げかけられて心で泣いているお父さん。


大丈夫ですよ。私も同じです!!

けどこれはしょうがない事なのかもしれません。
それだけお母さんとの時間はお父さんとの時間よりも多いのですから。

男はドンとかまえて心で泣きましょう。
そして最後の4.本当にその通り(;´∀`)…ァハハハ…ハハ…ハ…

お母さん同士って共感しやすいけどお父さん同士って共感しあう術を持ってないのは感じますね。
私も仕事柄ですがお母さんと話す時は会話が盛り上がり共感しあえるんですが、お父さんだと口下手なのか喋りたくないのかあまり手ごたえなしなんです。他人に弱いところを見せたくないのもあるのかもしれませんね(私は突然変異(´∀`*)ウフフ)









 ▶目次にもどる

■まとめ

お父さんが育児について何を考えているのかわからない。そんな時のお母さんが読んでみるのもいいと思います。
そしてお父さんにとっては自分だけがこの事について悩んでいるのではないんだと安心させてくれる本です。

育児というものを知るためにこれから親になるお父さん、お母さんにも読んで頂きたい本です。
興味があれば手に取って一度読んでみてください。

きっと勉強になるはずです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました


目次にもどる

↓ポチっとしてもらえれば励みになります。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング