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野生の猿って見た事ありますか?
私の地域は近くに山があるので、たまに猿が住宅街に出てきて、人の家の屋根や庭の家庭菜園なんかに居たりするのを見たことがあります(´▽`;) '`'`


田舎だからしょうがないと思っていたんですが、近年では野生動物が都会の住宅街などにも出没するというニュースをよく観るようになりました。
そうなんです!最近では田舎でなくても猿や他の野生動物が現れるようになっています。

そこで今回は猿が住宅街に出没する理由や出会ってしまった時の対処法などを紹介していこうと思います。





■猿について

サル)とは、通俗的な意味ではサル目(霊長目)のうち、ヒト(古人類を含む)を除いたもののことを言います。
単に猿といえば日本固有種ニホンザルを指す場合が多いです。 

とまぁ難しく書きましたが、日本で見ることができる猿はニホンザルだけです。なので、住宅街に出没しているのもニホンザル。
ニホンザルの分布はほぼ日本全国で、茨城と種子島だけは絶滅していないそうです。


形態と生態
ニホンザルの特徴と言えば酔ってんのか?と思えるほどの赤い顔とプリチィな赤いお尻です。
そしてそれ以外はほぼもっさり毛に覆われています。体長はオスは53 ~60センチメートル、メスは47 ~ 55センチメートルと成人男性の膝下くらいの大きさです。

昼行性で、木が生い茂っている森林に生息し、というかどこの山にもこいつら居ます
複数の異性が含まれる十数頭から100頭以上の群れを形成し、1頭のリーダーの猿を中心に生活をしています。

猿の食べ物
主に果物を食べますが、他にも葉っぱ、昆虫、キノコ、卵、小動物なども食べます。
山の近くに畑を持つ農家さんの場合は、わざわざ山から下りてきて植えている農作物を食べてしまうので、害獣として嫌われています。

有害鳥獣として駆除することができるんですが、見た目と大きさが人の子どもくらいなので、猟友会の人もあまり駆除には乗り気になれないそうです。
人を撃っているみたいで、すごく嫌だと猟友会の人が言っていました。



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■住宅街に出没する理由

普通は山に住んでいる猿なんですが、なぜ人里の住宅街に下りてきているのか?その理由としては、「おいしい食べ物があるからそしておいしい食べ物があるところまで簡単に行けるから」です。
もともと人が住んでいる農村近くの里山は、戦前、薪炭林として利用されるなど常に人手が入り、奥山と人里の緩衝帯としての役割を果たし、サルが人里に近づくのを防いできました。

ですが里山近くの農村の過疎化や薪炭の需要がなくなり、里山に人の手が入らなくなると里山と住宅街の間は藪化し、山と人里との境界線が曖昧になってしまったのです。
餌を求めて山から下りてきた猿が、その曖昧になった境界線を越えて住宅街で栽培している豊富な野菜や果物を狙ってくるから住宅街に出没しやすくなっているのです。

場所によっては猿たちの住処の山を削って追い出すせいで、それが住宅街に流れ込むというケースもあるそうです。

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■猿の被害

具体的にどんな被害があるのか書き出してみましょう。

野菜や果物の被害
農家さんの場合もそうなんですが、住宅街でも庭に家庭菜園や果物がなる木を植えているところは、それを狙って猿がやってきます。
喰い散らかすので本当に厄介。

しかも1度それに味を占めると毎回野菜や果物を狙って出没してきます。


攻撃してくる
住宅街にいても猿は人間を避けて生活していますが、不意に鉢合わせをしたときに猿がパニックを起こして攻撃をしてくる場合もあります。
特に女性や子どもの場合は猿は「これなら勝てる」と襲ってきやすいので、気を付けなくてはなりません。

住宅街に出没する猿はほぼ群れから抜けたはぐれ猿(オス)なので、鋭い犬歯を持っています。
咬まれると大怪我をしますし、指の力も強いので引っかかれるのも危険です。


家に侵入してくることも
猿は手先が器用な動物です。そして結構頭もいい。
なので2階の窓のカギを締めていなかったり、網戸にしているとそこから窓を開けて家に侵入することもあります。

餌を物色するために家の中がめちゃくちゃになるなんてこともあるそうです。
しかも猿と家の中で遭遇なんてかなりビビりますね:( ;´꒳`;):





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■対処法

猿に出会った時の対処法
1.猿に近づかない
猿に近づくと逃げる場合もありますが、身を守るために攻撃してくる場合があります。
なので、近づくのはやめておきましょう。

2.餌をやらない・見せない
野生動物に対して餌付けはご法度です。
1度餌を与えてしまうとそこで餌を貰えると学習して居座る恐れがあります。

これは前回紹介した野良猫の餌付けと同じ意味ですね。

3.猿の目を見ない
『目を見る』という行為は猿にとっては威嚇を意味してしまいます。
絶対に猿の目だけは見ないでください。

4.背中を向けて逃げない
野生動物は背中を向けて逃げると本能的に追いかけてしまう習性をもつ動物が多いです。
猿の場合も出来れば背中を向けて逃げないで、ゆっくり後ずさりしながら距離を広げて猿の視界から逃げてください。

それか犬を飼っているお家が近くにあればそこに一時的に逃げてください。
犬と猿は犬猿の仲というほどなので、猿は犬が居るところには近づきたがりません。

逆に猫だと怖くないみたいで、餌として襲う事もあるそうですよ(੭;´ ꒫`)੭

5.大きな声を出さない
猿の防衛本能を刺激するような動きをしてしまうと危険です。
声で驚かすなどは逆効果です(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

ですが、木の棒を持ったり、石を持って投げつけて追い払うというのは効果的です。
これは成人男性の場合か、2人以上いる場合に限ります。


猿が庭に入ってこないようにする対処法
猿は家庭菜園や果物の木を狙ってやってきます。
せっかくできた野菜や果物を奪われるのも嫌ですし、庭をうろうろされても困ります。

なので庭に入ってこれないように動物が嫌がる超音波が出る機械を置くと効果的です。

猿も人以上の耳を持っているので、この超音波の音はかなりの苦痛になるはずです。

出来上がった野菜や果物を守るためにネットをかけて取れないようにしておくのもいいです。

猿を見つけた時は
市役所に連絡しましょう。
駆除や捕獲などのアクションをしてくれるはずなので、猿を見つけた場合は見つけた場所と数を伝えて市役所に対応をお願いしてください。

絶対に自分で捕獲または駆除をしないようにしてください。






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■まとめ

野生の猿はとても危険なので、上で書いた通り、見つけたり出会ったりしても絶対にこちらから近づいたり、猿を刺激するようなことはしないことが大事です。
特に目を合わせることだけは絶対にしないようにしてください。

猿は、ここは住みにくいと感じたり、もっといい餌場を見つけるといつの間にかいなくなっているので、害獣対策のアイテムは効果的です。
もし、家の近辺で猿が出没しだしたら自分の家には害獣対策のアイテムを置き、市役所に早めの対応をお願いしておきましょう。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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